...掘出し物があろうかも知れぬ...
泉鏡花 「活人形」
...第二篇の饗庭篁村の『掘出し物』は丁度新店(しんみせ)の見世開(みせびら)きに隣家(となり)の老舗(しにせ)の番頭を傭(やと)って来たようなものであるが...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...出し物は、「助六(すけろく)」漱石(そうせき)の「坊ちゃん」それから「色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)」...
太宰治 「正義と微笑」
...こういうと異常な掘り出し物のように聞えるけれど...
谷譲次 「踊る地平線」
...こいさんの出し物はとても新しいものを準備する時日がないので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...明日(あした)の出し物は妹背山(いもせやま)だそうだから...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...近頃の掘出し物だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...なかなか掘出し物がございます」という程度の意味のものでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...こいつは全く掘(ほ)り出し物だ」「シツ」二人の若い手代に抱き上げられたお靜は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此う出し物が悪くちゃいかん...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...四月の出し物相談会...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一時から日劇で五月の出し物決定といふことになってゐたが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...出し物五つとも、つまらなくもなし、傑作もなし、中の部...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...も一つは出し物のせい」とある...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今これを化石として使う時は「掘り出し物」という名詞と成る...
牧野富太郎 「植物記」
...次ぎの出し物のケイコは...
三好十郎 「肌の匂い」
...ことによると掘出し物にぶっつかるぞと思ったようすです...
山本周五郎 「末っ子」
...極上きわめつきの出し物をすぐって上演した...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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