...幌(ほろ)は裂け鉄板は凹み...
海野十三 「蠅男」
...(16)Osr-kot〔オそコッ〕(尻の・凹み)(17)I-m-nit〔イまニッ〕(それを・焼いた・串)...
知里真志保 「あの世の入口」
...橢圓形(だゑんけい)の部の周縁に縫(ぬ)ひ目(め)の如き凹みの存するとの二つに由つて考(かんが)ふれば恐(おそら)くは獸の皮なりしならんと思はる縁の部のみは布(ぬの)にて作りしものも有りしにや...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...二三分で問題の凹みのところまで来た...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...燈火(ともしび)をつけても人の眼につかぬようにあの凹みへ降りて行きました...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「白銀の失踪」
...眼が落ち凹み、鼻が尖り、唇が歯にくっついて閉じていた...
豊島与志雄 「丘の上」
...肉の落ちた凹みには...
豊島与志雄 「好意」
...青い岩床の凹みに波がよせてはいあがるように遥(はるか)に白根(しらね)の山の峡に灰色の雲が打ちつけている...
中勘助 「島守」
...先刻よりは濃い凹みの陰影(いんえい)を作つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一方主任連の凹み方ッたら無い...
羽志主水 「監獄部屋」
...壁の凹みに斧を立てかけると...
久生十蘭 「キャラコさん」
...樹の根方や取るにも足らぬような小さな凹みまで一々手で探って見る...
久生十蘭 「魔都」
...自分の坐りなれてゐる窓の凹みで...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...心理的な妙な凹みが癒って来ている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私はその一つ一つの小さい耳掻きの凹みにつまっている何かのごみをとらなければならなかったの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...加多は竈の凹みに身をかくしてこの様子を見ている...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...奧へふみ込ませて凹みを取つたことなどが...
吉川英治 「折々の記」
...壁の凹みには金銀製の動植物の像が一杯になっていた...
和辻哲郎 「鎖国」
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