...吉凶(きっきょう)いずれか...
海野十三 「爆薬の花籠」
...又凶變の徴(しるし)とて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...だが判らないのは農林省当局の意図であって、なぜ農林省は東北の飢饉を凶作に、凶作を冷害に、それから冷害を気象的地質的現象に、すりかえるのかという点だ...
戸坂潤 「社会時評」
...一寸した考えの向け方が直ちに凶なる予想を事実として決定せしめるだけの切端(せっぱ)つまったものがあった...
豊島与志雄 「生あらば」
...二十三 断食者と酩酊者(めいていしゃ)とのふたりの友ついに、短い梯子(はしご)を作り、階段の残骸(ざんがい)をたよりとし、壁を攀(よ)じ、天井に取りつき、引き戸の縁で抵抗する最後の者らを薙(な)ぎ払いながら、戦列兵と国民兵と市民兵とが入り交じってる二十人ばかりの襲撃者は、その恐ろしい登攀(とうはん)のうちに大部分は顔の形もわからないまでに傷を受け、血潮のために目も見えなくなり、憤激し、凶猛となって、二階の広間に侵入した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「大吉は凶に帰る」この時...
中里介山 「大菩薩峠」
...またこのグロテスクの凶暴な表情に恐れをなして...
中里介山 「大菩薩峠」
...万吉はお染も殺し兼ねなかった」「ヘエ――」「幸い六十三の凶を御神籤と気がついて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...凶器を外套の下へ隠して持って出たのかもしれませんね」「いまこの部屋を見に来たやつというのもあいつに違いない...
平林初之輔 「五階の窓」
...あの怪物は永久にこの屋内から逃げ去ってしまったのだ! 私はもうあいつを見ることはないのだ! 私の幸福はこの上もなかった! 自分の凶行の罪はほとんど私を不安にさせなかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...何千という哀れな女性を悲劇に導く元凶です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...凶年の自然的傾向として...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それが何かの凶い兆でもあるかのやうに思ひだされるのであつた...
水野仙子 「夜の浪」
...またこれを族霊として尊ぶ民に凶事を知らさんとて現わるる故(ゴム...
南方熊楠 「十二支考」
...吉凶さまざまの報知...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「これは大凶の兆(しら)せです...
吉川英治 「三国志」
...これは何の凶兆か」と...
吉川英治 「三国志」
...それは人の世の治乱吉凶禍福の運行とも...
吉川英治 「新・水滸伝」
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