...血の附いているのが見えますよ」帆村は横の方から凶器の一部を指し示した...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...凶賊(きょうぞく)と少年探偵のたたかいは...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...此さゝら内へ摺(すれ)ば凶作(きようさく)なりとて外(そと)へ/\とすりならす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...饑饉疫癘の凶相かと...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...或は凶を行うて自ら恣(ほしいまま)にす...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...しかし東北の凶作問題は決して...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...御神籤(おみくじ)を引いたら凶(きよう)が出たとかで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主としてただあそこが一人以上の者によって凶行の行われた現場ではないということを論証したものになる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...彼はその凶行には少しも加わっていないということはありうる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...凶事を察したようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...もし食物が引続き凶作価格にあるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...邪鬼凶人の邪視を防ぐ例すこぶる多く...
南方熊楠 「十二支考」
...たいていはその結果が凶だが...
柳田國男 「アテヌキという地名」
...幕僚のうちには凶夢ではあるまいかと...
吉川英治 「三国志」
...一抹(いちまつ)の凶雲がただようているように思うていた...
吉川英治 「三国志」
...ただ士気乏しきは凶軍である...
吉川英治 「三国志」
...いちいち徳川家(とくがわけ)の大凶兆(だいきょうちょう)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...前年からの凶作による近畿西国の飢饉がそれである...
吉川英治 「随筆 新平家」
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