...竹柴館の夜に葉子は倉地を極印付きの凶状持ちにまでした事を知った...
有島武郎 「或る女」
...凶暴なのはいない...
梅崎春生 「幻化」
...「此の日移転開店其他何事にも凶」トアル...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...そして今再びそれらの凶悪なるものに出会った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...凶作飢饉(ききん)に備えるために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...内儀のお町を殺した凶器は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...他のまだわかっていない凶行についての世間一般の判断に影響を与えるのは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...君があのモルグ街の凶行について罪のないことは私はよく知っている...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...凶人マーシとよからぬ事を企んでいるか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...しかし名目価格の強制的引上によっってこの目的を達せんとする企てが、最近の凶作中に、ある程度まで実行され、またほとんどあまねく推奨されたけれども、かかる方法は、いやしくも心あるものは、幼稚無効の策として排斥しなければならぬものなのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし凶年にもこの通りになるというのは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...穀物の平均価格が凶作価格によって著しく影響されるのを防止し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...吉凶慶弔とも非人が集つて來ます...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...牛顔を吉虎顔を凶とす(『パンジャブ・ノーツ・エンド・キーリス』第十六記)...
南方熊楠 「十二支考」
...とにかくに我々の根の国が単なる凶地ではなかったことは...
柳田国男 「海上の道」
...これは何の凶兆か」と...
吉川英治 「三国志」
...針のような線が凶(きょう)を描いた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...凶作の天地も、もともと、野性にとむ木曾勢の生態にとっては、さして困難ではなかったろう...
吉川英治 「随筆 新平家」
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