...速(すみやか)に吉凶を示し給え...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...自殺の凶器が、目前に横たはつた時は、最早身を殺す恐怖のふるへも靜まつて居るので無からうか...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...鬼門方位の吉凶を議するがごとき...
井上円了 「おばけの正体」
...凶悪な犯人が判りました...
大阪圭吉 「死の快走船」
...豈東北の、凶作地方の、農村の、女の子、に限らんやだ...
戸坂潤 「社会時評」
...吉凶禍福(きっきょうかふく)共にこもごも起り得べき...
「元日」
...西方(せいはう)凶(きやう)」などといふ...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...凶行の現場にどんなことでも変ったことを認めはしなかったかと私に尋ねた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...凶悪な敵に出くわされたようですね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...凶暴な牙を光らせて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...大きな凶作と困厄の年であったのは周知のことに属する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし一、二年の凶作でも、もし貧民がそのままに放置されるならば、この種の結果を生じ得るものであり、従ってかかる困窮の季節に彼らに一時的援助を与えるのは、吾々の利益でもあればまた義務でもある...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一八一七年及び一八一八年の凶年は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...然し往古は詛言は必ず詛する人の望み通りの凶事を詛はれた者に生ぜしむると信じ隨つて甚だ詛言をれた...
南方熊楠 「詛言に就て」
...これは何時(いつ)やら鏡子が子の上で見た凶夢を悲しがつて書いて遣(よこ)したのを...
與謝野晶子 「帰つてから」
...たそがれ毎に、燈芯皿へともすあの佗しい灯によつて、むかしの人は、夜毎の待ち人や、吉凶などを、心ひそかに占つてみたらしい...
吉川英治 「折々の記」
...呉の国の吉凶はどうだろう」と...
吉川英治 「三国志」
...かさねがさねの凶報をうけていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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