...百歳は自分が部落に対して感じ出した敵意を如何にも処置することが出来なかった...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...その打撃によって自分をどう処置するかということを考えなければなりませんでした...
伊藤野枝 「「別居」について」
...これを簡単に処置することなどとうてい出来ない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...あるいは神が私の思惟の内部をそうするように処置するゆえにせよ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...他の時刻にその事を処置する事が出来ませんでしたので』住職は芳一が黙っているので...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...それはいずれ軍法に照して処置するものは処置するだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...ローザ自身でも)――彼の一身を相談もなくひそかに処置するならば...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...厳重に処置する方策をもって臨んでもらい度(た)い――と...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...何う処置するか? 自分の孫を...
直木三十五 「南国太平記」
...処置するところであるが...
直木三十五 「南国太平記」
...これをどこへ送って、どう処置するか、とにかく教室員を集めなければならぬ...
永井隆 「長崎の鐘」
...おなじ廿三日の、おなじ欄に、伝右衛門氏の九州福岡での談話が載った――「天才的の妻を理解していた」という見出しで、互(たがい)の世界はちがっていても、謙遜(けんそん)しあうのが夫婦の道、だが絶縁状を見たうえは、何とか処置する...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...その家産を処置するの際に...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...その隠す品物をそういう念入りの方法で処置するということは――まず第一に考えられることだし...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...「村の平和――こいつを一番楯にして、この目出度い仮装行列の出発に際して奴等が持つてる俺達の借金証書を血祭の煙と燃やさせてしまはう――といふ僕の魂胆、どう処置するか、まあ/\あと一刻僕に任せて置き給へよ...
牧野信一 「馬上の春」
...城代(じょうだい)に伺って処置するのであった...
森鴎外 「最後の一句」
...何故(なにゆえ)に……」「余が家来を余が処置するに...
夢野久作 「名君忠之」
...断じてその方どもの手で処置することは相成らん...
吉川英治 「宮本武蔵」
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