...百歳は自分が部落に対して感じ出した敵意を如何にも処置することが出来なかった...
池宮城積宝 「奥間巡査」
...政府はこれを処置するでございましょう...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...外来移民の子弟と黒人とユダヤ人の問題をどう処置するか――これが今後のアメリカにおける見物だ...
谷譲次 「字で書いた漫画」
...名士諸君の御名前を引合に出さんように処置するという事に考えが一致せんければならないと思うのですが...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...こんな工合に処置することになつてゐる...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...他の時刻にその事を処置する事が出来ませんでしたので』住職は芳一が黙っているので...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...ローザ自身でも)――彼の一身を相談もなくひそかに処置するならば...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何う処置するかは...
直木三十五 「南国太平記」
...これをどこへ送って、どう処置するか、とにかく教室員を集めなければならぬ...
永井隆 「長崎の鐘」
...おなじ廿三日の、おなじ欄に、伝右衛門氏の九州福岡での談話が載った――「天才的の妻を理解していた」という見出しで、互(たがい)の世界はちがっていても、謙遜(けんそん)しあうのが夫婦の道、だが絶縁状を見たうえは、何とか処置する...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...その家産を処置するの際に...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...慎重に処置する時間はない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...「村の平和――こいつを一番楯にして、この目出度い仮装行列の出発に際して奴等が持つてる俺達の借金証書を血祭の煙と燃やさせてしまはう――といふ僕の魂胆、どう処置するか、まあ/\あと一刻僕に任せて置き給へよ...
牧野信一 「馬上の春」
...お前方(まへがた)はどう身を処置するか承知したいと云つたのだ...
森鴎外 「大塩平八郎」
...何故(なにゆえ)に……」「余が家来を余が処置するに...
夢野久作 「名君忠之」
...「ここで二人を処置するの...
吉川英治 「私本太平記」
...この犠牲なく処置する工夫もあらばと...
吉川英治 「新書太閤記」
...涙をのんでむしろ子の手で処置するしかなかったのだ」「いや...
吉川英治 「源頼朝」
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