...直ぐ処分するということは...
海野十三 「柿色の紙風船」
...柿丘氏の日記帳を処分することを忘れていた...
海野十三 「振動魔」
...日本政府は如何(いか)に処分するかという問題がここに起って来る...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...違反者は猶予(ゆうよ)なく軍律によって処分する...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...「私の方は、これまで我慢をしておったが、前方(むこう)の行為(しうち)が怪(け)しからんから、今度と云う今度は、断然処分をすると云って、とっても鼻息が荒いのだ、それで君の方は、これまでさんざ、利息を執(と)っといて、それも前方に有って払わないならともかく、前方は商売に失敗して困ってるところじゃないか、俺だちは義によって、解決しようとしているのに、それを聞かないでやるようならやってみるがいい、俺だちは生命(いのち)を投げだしてやってることだから、承知しない、もし、邪魔になると思や、警察なり、どこなり、云って往けって、たんかをきってやったのだ」「それで、奴さん、何と云った」「何人(だれ)が何と云っても、今度は承知しない、これは何人に聞かしても、私の方が正当だから、断然処分する、どうかこの事は、ほうっといてくれと云うのだ」「そうか」左側には二十五六の頭を角刈にした壮(わか)い男がいた...
田中貢太郎 「春心」
...迂濶(うかつ)に処分することは尚以て慎しむべきである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...処分するが――」と...
直木三十五 「南国太平記」
...早々に処分するよう」庄吉の...
直木三十五 「南国太平記」
...他の人が処分するに最も都合のよいようにして置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...施設は適当に処分するようにとの通報を受けたが...
中谷宇吉郎 「硝子を破る者」
...兄弟を寛大に処分する運動に就ては別段の苦情を持ち出さなかつた...
夏目漱石 「それから」
...言われたとおりに処分するのだか...
久生十蘭 「泡沫の記」
...しかし松村氏もとうとう私を自由に処分する事は出来ないで...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...農業者はその全過剰分を外国市場に処分することが出来るであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...役所のほうで処分するがいいか」どうぞいいように...
山本周五郎 「さぶ」
...汝等のような売国奴同然の非国民を発見して処分するのが俺達...
夢野久作 「戦場」
...武蔵を処分する権能はすでにないのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...または彼れの快楽及び満足に最も合致するように処分する...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索