...二葉亭は朝日を代表して東道の主人となって処々方々を案内して見せた...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...それ以来毎日役所から帰ると処々方々を捜しに歩くが皆目(かいもく)解らない...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...時によると父は同行して何週間も処々方々を回ることさえございました...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...落下傘(らっかさん)のように世界中の処々方々に舞い降りるのです...
太宰治 「美男子と煙草」
...急に私は体の処々方々がむず痒くなって...
谷崎潤一郎 「少年」
...処々方々を浮かれ歩いて...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...和合(コンコード)の間と食堂との間の通路の処々方々に偶然にもみんなぶらぶらしていたのであった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...処々方々(しょしょほうぼう)へ電話をかけさして...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...陛下に叛逆し奉つたことでもあると仰せられまするか? 何のために御信任を失ひましたのでござりまするか? さきには処々方々に砦を築いてわれらザポロージェ軍に備へるやう詔勅を下し給はつたと漏れ承りまするし...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...処々方々で天狗隊と称する者が民家を荒しているというが...
三好十郎 「斬られの仙太」
...処々方々で天狗隊と称する者が民家を荒していると言うが...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...処々方々の家をまわって...
柳田国男 「山の人生」
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