...これに処々(ところどころ)の風景や見聞録を混じているので...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...少し好色すぎたと思われる描写が処々に散見されたからである...
太宰治 「ろまん燈籠」
...覊旅(きりょ)の歌の処々にみうけた気がするし...
田中英光 「さようなら」
...急に私は体の処々方々がむず痒くなって...
谷崎潤一郎 「少年」
...竿(さを)を当てる襦袢(じゆばん)が処々(ところどころ)破れて居た...
田山花袋 「朝」
...ソホーとクラークンウェルとの途中には処々に淋しい路があったので...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...草花に処々(ところどころ)釣り下げたる短冊(たんざく)既に面白からぬにその裏を見れば鬼ころしの広告ずり嘔吐を催すばかりなり...
寺田寅彦 「半日ある記」
...その個処々々に於ける著者の注がみずから之を訂正しているのでも判る...
戸坂潤 「読書法」
...哲学青年や明治時代の人生哲学者を捉えそうな興奮にかられる場面を処々で見せるが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...横木や踏板も処々落ち失せた...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...が、寺は其反対に荒れ果てて、門は左程(さほど)でもなかったが、突当りの本堂も、其側(そのそば)の庫裏(くり)も、多年の風雨(ふうう)に曝(さらさ)れて、処々壁が落ち、下地(したじ)の骨が露(あら)われ、屋根には名も知れぬ草が生えて、甚(ひど)く淋(さび)れていた...
二葉亭四迷 「平凡」
...処々は裂けたれば...
森鴎外 「舞姫」
...鹿の角何本というのがまだ処々(ところどころ)に残っているが...
柳田国男 「こども風土記」
...甘楽(かんら)の奥の処々の米蔵...
柳田国男 「峠に関する二、三の考察」
...奥羽にも処々にこの風習と共に名前がある...
柳田国男 「年中行事覚書」
...処々(ところどころ)は意味が通じないらしく二三度読み返した処もあった...
夢野久作 「暗黒公使」
...今は処々に高く低く...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...処々に小さな砂丘が出来て居て...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
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