...茂吉の西洋はをのづから深処に徹した美に充ちてゐる...
芥川龍之介 「僻見」
...彼らの処方は今日でもかなりたくさんに残っている...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...ぶるぶるとぶら下げながら出た処は...
泉鏡花 「婦系図」
...けばだった処が口に見えて...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...その為に罪最も重く磔刑(はりつけ)に処せられたのであった...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...世評の最も唱うる処たり...
関寛 「関牧塲創業記事」
...其処で家を借りて落着き...
田中貢太郎 「虎媛」
...五十丁ばかりも登った処に三次(よし)若狭守の館の跡だと云う千畳敷と呼ぶ処があった...
田中貢太郎 「魔王物語」
...従って物質の構成というような先天的な問題とは関係がなかった処の...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...性格は普通想像され易い処とは異って...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...多少とも分析的な又実験による反省を経た上での予期を持つ処の半ば思惟的な情緒による場合もあろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...一方には必ず処女性を持ってるものである...
豊島与志雄 「野に声なし」
...寧ろ氏自らがその努力に依つて開拓して行く処を静に見守つてゐようとする事にある...
南部修太郎 「現代作家に対する批判と要求」
...お前は胸を擦(さす)って居られる積(つも)り?」「…………」「一体何処(どこ)の誰がこんな御時世にしたんだろう...
野村胡堂 「礫心中」
...此処(ここ)に説く「象徴」という観念も...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...何処(どこ)にも揃(そろ)ったものはありそうにもしない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...心自由に 自由に何処までも 行こうとする心...
宮本百合子 「五月の空」
...すっかり火になった処で四方より藁灰をかけてよく生け込んでおく...
村井弦斎 「食道楽」
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