...ただちに神の「インスピレーション」に接するを得るものなりとは余が基督教基本の原理と信ずる処なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...金田医師は手馴れた調子で屍体をアルコールで拭ったり脱脂綿を詰めたりして一と通りの処置をした...
海野十三 「三人の双生児」
...那処(あすこ)を見給へ...
薄田泣菫 「茶話」
...其処(そこ)に気がつかないというのは迂遠(うえん)なことである...
高浜虚子 「俳句への道」
...四里奥へ這入(はい)り込んだ処で...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...二人は何処へでも出かけた...
田山録弥 「磯清水」
...また時には退屈して其処等を埒もなくほうつき歩いた...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...一昨日から何処の座敷に行っても...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...気紛れな彼女が何処へ何うそれて行つたか...
徳田秋聲 「二つの失敗」
...従来の哲学史は処が...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...処で、この封建的残存要素は、他ならぬ官僚的・軍事的(又警察的)な強調をもった支配形態として、明治の古くから現われているのであり、夫がその後の今日に至るまでの日本の官僚と軍部との社会的地位を、決定して来ているのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...やがて彼は其処に下駄をぬぎ捨てて...
豊島与志雄 「土地」
...何処にも目的はなく...
林芙美子 「浮雲」
...何処が頭で何処が肩のあたりか...
牧野信一 「センチメンタル・ドライヴ」
...何処かに繩でつるされて唸っている継子を下へ下してやって呉れ...
松永延造 「職工と微笑」
...キツト此処で稼いで...
三好十郎 「地熱」
...何処の馬の骨か分らねえ様な女と一緒になりやがって………」「兄さん帰って来たら...
山中貞雄 「森の石松」
...その「考える処に非ず」をモウ一つタタキ上げて行くと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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