...彼は平凡人だが、人柄が素晴らしい...
...平凡人でも努力次第で成功することができます...
...彼が平凡人だとしても、大切なことは人間性です...
...やはり凡人たる半面をも具へてゐたことは確かである...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...凡人たらざる半面と共に凡人たる半面をも指摘することは少しも英雄の英雄たる所以を明らかにしない道理である...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...「詩人の目と心とを透して来た一凡人である」と云ふことに加へたいのである...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...ここが間口も奥行も一切平等なる福沢先生の純凡人主義の極致で...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...こういう凡人の相貌を芸術化するという稀有(けう)な役割を持つ能面が...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...英雄の心事また凡人の測知し難き分ならずや...
津田左右吉 「仏教史家に一言す」
...あの一撃がなかったら彼の山ざる根性はついに目ざめず中学をやっと卒業したぐらいの凡人で終わったにちがいない...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...此が凡人の浅猿しさである...
長塚節 「隣室の客」
...ときどき凡人の間においてもまた同様である...
新渡戸稲造 「自警録」
...凡人の智恵で言い当てられることじゃねえ」「――ですかね」「縁談が望み放題なんと来た日にゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...凡人(ぼんにん)は存在の中(うち)に住す...
二葉亭四迷 「平凡」
...英国人以外の凡人なら軽蔑して当然と...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...)真に凡人離れをした忠実性を持つてゐる彼の姿を勇敢なものとは思つてゐた...
牧野信一 「円卓子での話」
...平凡人として...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...煩悶は凡人の能くする事でない...
横瀬夜雨 「花守」
...よく環境のせゐにしたがるのが人間の常だが、何の物音も煩ひもない山野へ來ると、かへつて、凡人の頭は、忙しなく騷いでくる...
吉川英治 「折々の記」
...そういうきずなにはきわめて弱いかれの個性――凡人凡智(ぼんじんぼんち)の情熱である...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...どうしてわれら凡人が...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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