...彼は平凡人だが、人柄が素晴らしい...
...平凡人でも努力次第で成功することができます...
...彼が平凡人だとしても、大切なことは人間性です...
...我々凡人ばかりではない...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...弱小なる凡人を救濟する代りに之を嘲笑して自ら高しとする樣な者は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...なるほど非凡人主義の人達は口が達者で...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...もう少しだらしのない凡人であってくれたら...
寺田寅彦 「田丸先生の追憶」
...あの一撃がなかったら彼の山ざる根性はついに目ざめず中学をやっと卒業したぐらいの凡人で終わったにちがいない...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...ほとんど凡人業(ぼんじんわざ)とは見えないほどの冒険と見えたのでございましょう――事実...
中里介山 「大菩薩峠」
...テンピにかけて焼いたろかあんなヘナチヨコ詩人の詩百科辞典を引き廻し鳥の名や花の名やみたこともないそれなんかひつぱり出して書いたつて――だがそれ程想像力があればね――やい!いつたい何が表現出来ました?自棄のない詩は神の詩か凡人の詩かそのどつちかと僕が決めたげます...
中原中也 「(テンピにかけて)」
...まず凡人は死ぬ代りに睡眠で間に合せて置く方が軽便である...
夏目漱石 「坑夫」
...この国には偉大なる凡人の多きことは...
新渡戸稲造 「自警録」
...バッハの神性は凡人に近づき易いものではなく...
野村胡堂 「楽聖物語」
...第四次元の世界に飛躍して錦小路苗子と色彩の無い恋の遊戯を続けているとは――少くとも凡人の私にはどうしても思えません...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...英国人以外の凡人なら軽蔑して当然と...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...却て凡人の不自由を笑うようにさえ見える...
柳宗悦 「二笑亭綺譚」
...「これは凡人でない」と思ったか...
吉川英治 「三国志」
...わたしはくだらない凡人(ぼんじん)ですよ」世間(せけん)に鬼(おに)はない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...おそらく凡人(ぼんじん)ではありますまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...公(おおやけ)の惟任日向守(これとうひゅうがのかみ)としては憚(はばか)りあろうが、ひとりの凡人が、御山の址(あと)を弔(とむら)う意味でなら何のさしつかえもあるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...偉い人間といっても凡人といっても...
吉川英治 「宮本武蔵」
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