...〔譯〕凡そ生物は皆養(やう)を資(と)る...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...大凡下(だいぼんげ)たる半面さへやはり大に示してゐる...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...しかもそれは私の場合に於ては凡て失敗に終った...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...単なる形の似よりから凡ての現われと同じものと見るのは...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...彼等の定めた道徳生活の形式に背反するやうな出來事を凡て墮落だと思つてゐる...
石川啄木 「文藝中毒」
...凡(およ)そ百六...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...已十二年矣、(中略)明日与二村人一尋二穴口一、唯見二巨石塞一、焼鑿不レ可為レ攻焉、穿レ井二年一、已濬一千尺余、工人忽聞二地中鶏犬鳥雀之声一、則別一天(中略)門人曰、此皆諸仙初得レ仙者、関送二此国一、修行七十万日、然後得レ至二諸天一、或玉京蓬莱崑姑射、然方得二仙宮職位主主印一、飛行自在、(中略)此国是下之上仙国也、汝国之上、還有二仙国一如二吾国、亦曰二梯仙国、一無レ所レ異、(中略)時人云已三四世矣、開井之由、皆不レ能レ知、凡ての説話が、日月の長短の同じからざるを説くは、浦島説話と同じく、世人の能く知れるリップ、ヴァン、ウィンクルの説話と同じ...
高木敏雄 「比較神話学」
...」と凡兆はその夜の侘(わび)しいさまを陳(の)べますと...
高浜虚子 「俳句への道」
...やがて凡てが出揃って又一つの全体的統一を持った世界観となる...
戸坂潤 「科学論」
...社会科学は凡て技術的だ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...やがては凡てが力強く築かれ私達の運命が一つに綯(な)われることを思った...
豊島与志雄 「運命のままに」
...歴史にも世間にも印象を残すのなんのという人ではなく最も平凡に生き平凡に死んだ人の思い出を一つ書いて置きたいのであるが...
中里介山 「生前身後の事」
...世にも平凡で皮肉で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一条の姫も九条の姫も凡下に身をおとして...
久生十蘭 「奥の海」
...会へることの喜びが是れ程簡単に凡ての神経に解決を与へて呉れたのが寧ろ奇妙だつた...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...論語全篇凡てこんな言で満ちているのである...
正宗白鳥 「論語とバイブル」
...どうしてわれら凡人が...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...これも非凡人をまって初めて行なわれ得るというわけではないが...
和辻哲郎 「孔子」
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