...また存義、移竹、几圭、也有の徒は蕪村の友人もしくは先輩で、安永、天明の復興期を導く上にそれぞれ功労のあった人々であります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...それを几(つくえ)の上に置き...
田中貢太郎 「陸判」
...涙もろくて几帳面で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...几帳(きちやう)のかげに...
長谷川時雨 「春」
...紅葉見え滝見える茶屋の床几かな紅葉出て落ちこむ滝や霧の中秋の山滝を残して紅葉かななど中々にいふだけが蛇足なり...
正岡子規 「日光の紅葉」
...鈍(にび)色の縁の御簾(みす)に黒い几帳(きちょう)の添えて立てられてある透影(すきかげ)は身にしむものに思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...兵部卿の宮はそれを巻いて几帳(きちょう)の下から中へお押しやりになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その間の御簾(みす)に添えて几帳が置かれてある...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...葭簀(よしず)を囲ったなかの床几(しょうぎ)に...
吉川英治 「江戸三国志」
...これをもって必らず怨恨を残されては相成らぬ」これは審判床几にいる両家の家臣に聞かす意味が多い...
吉川英治 「剣難女難」
...前の几案(つくえ)を...
吉川英治 「三国志」
...我ともなく床几を立った...
吉川英治 「私本太平記」
...そこの床几(しょうぎ)の声だった...
吉川英治 「私本太平記」
...床几を蹴って立ち上がった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「床几(しょうぎ)をさしあげい」捕われて来た義昭のすがたを見て...
吉川英治 「新書太閤記」
...陣幕のうちの床几(しょうぎ)に倚(よ)って待っていると...
吉川英治 「新書太閤記」
...あわてて床几を起ち...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そこの床几(しょうぎ)には菰(こも)をかぶった在郷の若者が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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