...その夜が永久に自分を取りまくのだなと思ふと彼れはすくみ上つて船首樓(フオクスル)に凝立したまゝ...
有島武郎 「潮霧」
...ヂドは色を喪(うしな)ひて凝立すること少(しば)らくなりき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...われは喪心者の如く凝立して...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...その一は艦橋の左端に凝立して動かず...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...その人の凝立(ぎょうりつ)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...吸い寄せられたように凝立(ぎょうりつ)して...
中里介山 「大菩薩峠」
...白夜柳の木の下に凝立する所以である...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...(物思いに沈みて凝立すること暫くにして...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
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