...ものごしの凛々(りり)しい去来と一しよに...
芥川龍之介 「枯野抄」
...しとやかなお姿(すがた)の中(うち)に凛々(りり)しい御気性(ごきしょう)をつつまれた絶世(ぜっせい)の佳人(かじん)...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...丹濃は凛々しき武士の服裝に...
伊藤左千夫 「古代之少女」
... 125君は正しくその勇氣凛々として他に勝る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...威風凛々たる面構えは...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...見れば濃い眉(まゆ)を青々と剃(そ)り眼の大きい口尻の凛々(りり)しい面長(おもなが)の美男子が...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...高蔵人は身拵(みごしらえ)凛々(りり)しく...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...錢形平次の聲は凛々(りん/\)と響くのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...凛々しいほどにひきしまっていて...
久生十蘭 「あなたも私も」
...醜いか、よッぽど怖(こわ)らしいだろう」と冗談にしてハグラかすと、少女は気を入れた真顔で、「恐ろしいことなどありますものか、凛々しくて、お立派にさえ見えますわ」と仔細らしく頷いてみせた...
久生十蘭 「湖畔」
...「彼らは和平を求めています」マーサは騒然とする群衆に凛々と響く声を投じた...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...馬を降りなさい!」凛々(りんりん)たる夫人の一声を浴びて...
吉川英治 「三国志」
...氷雪をあざむく戟(ほこ)や鎗は凛々(りんりん)と篝火(かがりび)に映え...
吉川英治 「三国志」
...猛気凛々たる者ばかりなので...
吉川英治 「三国志」
...あの馬上凛々(りんりん)なお勇ましさのどこやらは」宮が過ぎると...
吉川英治 「私本太平記」
...あのやさしくて凛々(りり)しい咲耶子(さくやこ)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...片肌(かたはだ)をおとした凛々(りり)しいふたりの射手(いて)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...五月人形のように凛々(りり)しく立った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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