...それでも凛々(りり)しい物ごしに...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...凛々(りり)しいお顔(かお)の...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...凛々(りり)しい将軍が...
海野十三 「空襲葬送曲」
...凛々たる寒風の中に...
大町桂月 「冬の榛名山」
...威風凛々たる面構えは...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...かく凛々(りり)しき壮夫(ますらお)を吹き寄せたると...
夏目漱石 「薤露行」
...しかして書中に現れた悪魔の態度の実に凛々(りり)しく...
新渡戸稲造 「自警録」
...やがて祈りは聖歌に変って「サンクトス・ドミヌス・デウス・サバオト――」凛々と銀鈴の如く響き渡りました...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...何となく凛々(りゝ)しいところのある娘です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唯は置かないぞツ」お經で鍛(きた)へた凛々(りん/\)とした聲が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...醜いか、よッぽど怖(こわ)らしいだろう」と冗談にしてハグラかすと、少女は気を入れた真顔で、「恐ろしいことなどありますものか、凛々しくて、お立派にさえ見えますわ」と仔細らしく頷いてみせた...
久生十蘭 「湖畔」
...期せずして会す黄龍(こうりゅう)舟(ふね)を負うて孟津(もうしん)を渉(わた)る……何処だろう?何者が歌うのであろう?凛々(りんりん)...
吉川英治 「三国志」
...氷雪をあざむく戟(ほこ)や鎗は凛々(りんりん)と篝火(かがりび)に映え...
吉川英治 「三国志」
...猛気凛々たる者ばかりなので...
吉川英治 「三国志」
...またかれは凛々(りんりん)たる語気を張って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...五月人形のように凛々(りり)しく立った...
吉川英治 「宮本武蔵」
...若衆小袖を旅扮装(たびいでたち)に凛々(りり)しく括(くく)り...
吉川英治 「宮本武蔵」
...凛々(りり)しい青年なので...
吉川英治 「宮本武蔵」
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