...ものごしの凛々(りり)しい去来と一しよに...
芥川龍之介 「枯野抄」
...孰(いず)れも勇気凛々(りんりん)...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...自分の四肢(しし)は凛(りん)として振動するのである...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...凛々たる寒風の中に...
大町桂月 「冬の榛名山」
...何となく凛とした容貌の...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...眉毛の凛とした三十四五の奧樣らしい婦人で...
高濱虚子 「俳諧師」
...五歳! なんという凛々(りり)しく雄々しい風貌であったろう! 歴史画に見る古羅馬貴族のように襞(ひだ)の多い折目の付いた寛闊な麻の外衣(トーガ)を着け...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...見上ぐるばかり凛々しき容姿(looking very tall and handsome)...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...後陣は勇氣凛々のあまたの歩兵...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...凛然として勇を鼓し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...凛々(りん/\)と朝の空氣の中に響かせます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...凛々(りん/\)と響き渡るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なんたる凛々しい御尊顔...
久生十蘭 「魔都」
...内容は「乱れ髪」を特色づける凛々たる勇気を誇示して恥ぢない歌だ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...凛(りん)とした...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その中に限りない凛々(りり)しさをほの見せている雪之丞の舞台すがたに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...凛乎夏猶寒...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...あの凛々(りり)しい女将軍の兄上か」「女だてらに...
吉川英治 「新・水滸伝」
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