...その顔立ちにはどことなく凛としたところがあって...
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」
...やはり凛乎と生き返つてゐた...
太宰治 「清貧譚」
...凛(りん)とした伯母の笑い声...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...寒気凛冽なり松莚子に招がれて風月堂に飲む...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...何となく凛々(りゝ)しいところのある娘です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「待つた」不意に弱々しいが凛(りん)とした聲...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...娘!娘! むすめといふ字がほんとにしつくりあつてゐる――紅梅のやうなどこかに凛としてゐるのも...
長谷川時雨 「水色情緒」
...長い喇叭(コルネット)を持った凛々しき六人の騎士...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...明月院は凛然たる剣豪の風格だが...
久生十蘭 「春の山」
...鼻筋が嶮しく引きしまつた唇のあたりには如何にも抗し難い科白を吐きさうな凛とした厳しさが窺はれた...
牧野信一 「病状」
...みんな凛凛(りゝ)しい身の構へ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...凛乎夏猶寒...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...書にも氣凛があつて...
吉川英治 「折々の記」
...馬を降りなさい!」凛々(りんりん)たる夫人の一声を浴びて...
吉川英治 「三国志」
...忠心凛々(りんりん)たる武人の典型である...
吉川英治 「三国志」
...凛々(りり)しい声を放った騎馬武者が...
吉川英治 「新書太閤記」
...色糸で巻き締めたのが凛(りん)としている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...五月人形のように凛々(りり)しく立った...
吉川英治 「宮本武蔵」
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