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饗庭篁村 「木曾道中記」
...折からの寒さを凌ぐために着てゐた外套を脱ぎ捨てゝ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...足下等の国では火というもので寒さを凌ぐのかは知らんが...
大杉栄 「獄中消息」
...この分にては神様を凌ぐ事は容易に候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...雨露を凌ぐという事も大事な条件であったでありましょうが...
高浜虚子 「俳句への道」
...流を凌ぐアキリュウス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 755足の速さに衆凌ぐアーンチロコスは立ち上る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...經濟的にはそこらの武士をはるかに凌ぐものがあつたと思はれるが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...親子三人大骨折して後の山にようよう雨露を凌ぐばかりの仮小屋を建てて其処に住んだ...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...伯の生活の贅沢なる殆んど王侯を凌ぐの勢あるを見て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...僅かに雨露を凌ぐに足るだけの住居と...
豊島与志雄 「バラック居住者への言葉」
...菊池寛君の「東京行進曲」の映画化が外国映画を凌ぐ人気の中心になっているのも...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...山の夜風をどうして凌ぐかと思はれるやうな...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...凌ぐべからざる程の困難はないやうに思ひます...
森鴎外 「假名遣意見」
...そして一時の不愉快を凌ぐ事が出来ただらう...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...なおこの他にもいろいろ我々の能力を遙かに凌ぐ行為をし出かす...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...前の女を凌ぐ舌鋒(ぜっぽう)でやりこめにかかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...彼らの知能は人類を遥かに凌ぐと結論づけた(*4-2)...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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