...風凌ぎ獵男(さつを)の弓をあざみしも...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...いづれの先人をも凌ぎ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...幾千代の雪を凌ぎて梅の花我大君の御世にあらはる車を返して久伊豆神社に詣づ...
大町桂月 「越ヶ谷の半日」
...――4.目前の不幸は凌ぎ易い...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...かくして強はますます弱を凌ぎ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...たちまちにして同輩を凌ぎ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...大なる困難を凌ぎて...
高木敏雄 「比較神話学」
...海の大潮に浴し衆星凌ぎ照る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...更に群がる牧羊を飼ひたる彼は槍とればアカイア族を凌ぎけり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いかばかり強くもわれの攻撃を凌ぎて耐ゆること難し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...人を凌ぎて先んじて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ロンドンより自然の風力を仮(か)る帆走船をもって喜望峰の険濤(けんとう)を凌ぎ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...或は着物の包みを抱えて質屋へ行ったりして兎も角も一時の凌ぎをつけていた...
豊島与志雄 「反抗」
...雑草で飢を凌ぎながら...
原民喜 「火の子供」
...なかでは凌ぎよい由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...寒さ凌ぎに一ついかがですか」「さっきの話のあとを聞くわ」「船で船で」佐吉は手を振り...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...商売振わず帳場にくすぶって退屈凌ぎに研究した秦魏六朝...
山本笑月 「明治世相百話」
...煙の浪を凌ぎ今この日域に来って貴き御法を弘め...
横光利一 「旅愁」
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