...秦准、これは詩人が詩に詠んだり、画舫などもあり、夏の夜など実に美しいところであったらしいが、今は水はきたないし、画舫はくだけてしまってみるかげもない船があちこちに横たわっていた...
上村松園 「余齢初旅」
...萱原(かやはら)准尉は...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...どうした!」かさねて、萱原准尉が、とんとんと車体を叩いた...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...京都の政府即ち真正なる主権者が批准を与えぬという時に当って...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...既に条約を結んで何故に批准を与えぬかといって迫って来る...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...玄関式台(げんくわんしきだい)に准(なぞら)ふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...墓の中9・14(夕)法隆寺の雷爺(かみなりおやぢ)北畠治房老人などが寄つて集(たか)つて北畠准后(じゆごう)の墓に相違ないといつて...
薄田泣菫 「茶話」
...侍に准ず可きの由...
太宰治 「右大臣実朝」
...准弑虐者(しぎゃくしゃ)で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...八 批准書及び法律の定めるその他の外交文書を認證すること...
日本国 「日本國憲法」
...死亡した准男爵のかかりつけ医が本署に来て...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...准くだものではあるが...
正岡子規 「くだもの」
...これらの経文に准ずるに...
三木清 「親鸞」
...ダメス王の名に依って他国と批准交換されていた如くでありました...
夢野久作 「鼻の表現」
...親しゅう闕下(けっか)に拝謁の儀をとげさせましょう」「なにぶんとも」「なお准后(じゅんごう)(廉子(やすこ))にも...
吉川英治 「私本太平記」
...――桟敷(さじき)の公卿百官から武臣たちも、すべて天皇、准后、東宮のほうへ起立の拝(はい)をみせていた...
吉川英治 「私本太平記」
...御生涯の艱苦(かんく)をともにして来た准后(じゅんごう)阿野廉子(あのやすこ)と...
吉川英治 「私本太平記」
...一面軍権をにぎっている司令であるのみならず、その配下には、山東、河北、江西、湖南、両准(わい)、両浙(せつ)、各省の軍管区から選抜された「飛天神兵」と呼ばれる精鋭隊があると――これまた戴宗の探(さぐ)りによって分っていたからだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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