...その見えないものが反って一種異様な凄愴な気分をこの部屋に加えていた...
海野十三 「地獄の使者」
...まるで西洋の悪魔が無人島に流されたような実に凄愴(せいそう)な顔をした辻川博士だった...
海野十三 「地球盗難」
...一つの凄愴な精力が...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...技巧を超絶した凄愴(せいそう)な実感が籠って...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ハツと息を呑んだほどの凄愴な美しさです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼らの支藩にいたって凄愴(せいそう)を極めた...
本庄陸男 「石狩川」
...後は凄愴(せいそう)たる骸骨で両肩なし...
南方熊楠 「十二支考」
...そのうす暗い深みから何本となく巨大な角柱が立ち聳(そび)えている様は凄愴(せいそう)であり...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...米が一升(しょう)十銭といったような言葉がまだ六歳の私の耳に一種の凄愴味を帯びて泌み込むようになった...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...凄愴感、妖美感に昏睡せしむるであろうかは、筆者の想像の及ぶところでないであろうことをここに謹んで付記しておく...
夢野久作 「二重心臓」
...門人たちに支(ささ)えられている面色凄愴(せいそう)の新九郎の面(おもて)をじっと見て...
吉川英治 「剣難女難」
...ただ満面に凄愴(せいそう)な汗を光らせながら...
吉川英治 「剣の四君子」
...凄愴(せいそう)な眉と...
吉川英治 「三国志」
...二凄愴の気はあたりをつつむ...
吉川英治 「三国志」
...凄愴な殺戮(さつりく)は...
吉川英治 「三国志」
...凄愴(せいそう)な面色を醒まして...
吉川英治 「私本太平記」
...何とも名状しがたい物音と凄愴(せいそう)の気にくるまれて来たのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...凄愴(せいそう)なしじまの下に...
吉川英治 「平の将門」
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