...私はこの或人の物凄い笑ひがまだ/\笑ひ足りないと思ふ...
石川啄木 「大硯君足下」
...凄じい勢ひで戸外(おもて)へ出て了つた...
石川啄木 「病院の窓」
...次第(しだい)に凄(すご)く成(な)つたものだ――と聞(き)く...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...顔は見るももの凄くなったので...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...奇妙に凄いものが感ぜられない事もないやうな気もいたしまして...
太宰治 「右大臣実朝」
...凄腕(すごうで)だからね...
田中貢太郎 「女の首」
...二度と見られないやうな物凄いものだつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...嚇怒(かくど)の面相物凄く...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...なんか凄いことをやるに限るだろう」「ヘエ――」ガラッ八も次第に呑み込みます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...初秋の夜の最後の歡樂を追ふ凄まじい景氣でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこには物凄い沈黙があった...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...この凄じい痩せ方を! 家を出る時...
松永延造 「職工と微笑」
...住み馴(な)れるにしたがってますます凄(すご)い気のする山荘に待つ恋人などというものは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...凄い文句であった...
山下利三郎 「誘拐者」
...遂に今度のような物凄い破局に陥ったのであった...
夢野久作 「少女地獄」
...凄(すご)い雷が鳴りましたろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...この凄腕(すごうで)のある孫兵衛――丹石流の据物斬(すえものぎ)りに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...怪人と巨人!それは物凄い有様である...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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