...内田は世の常の人々よりもいっそう冷ややかに酷(むご)く思われた...
有島武郎 「或る女」
...かえって冷ややかにせせら笑って...
高見順 「いやな感じ」
...甲板の上寂(せき)として、風冷ややかに、月はいよいよ冴(さ)えつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...双方ともいずれについても冷ややかにワーテルローのことを語ろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...君は冷ややかに燃えてるが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...やがて眼が冷ややかになり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...半身で冷ややかに聞いていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...あなたもそれだけで分かってくだすってもよくはない?」波瑠子は冷ややかに言った...
松本泰 「宝石の序曲」
...冷ややかに九月の風が吹いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...光源氏の派からは冷ややかにお扱われになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...日本左衛門の目は冷ややかにそれを眺めて笑っている...
吉川英治 「江戸三国志」
...神楽堂の騒ぎや周囲の狼狽(ろうばい)を冷ややかに見やって...
吉川英治 「江戸三国志」
...曹操は、階の上から、冷ややかに見て、「陳宮か...
吉川英治 「三国志」
...冷ややかに王子服を振向いて...
吉川英治 「三国志」
...ようやく冷ややかに暮れ沈んできた頃...
吉川英治 「私本太平記」
...冷ややかに云ったが...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...山伏は一方の崖から冷ややかに眺めて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...冷ややかに主(あるじ)の行跡を白眼視しているかのように僻(ひが)まれた...
吉川英治 「柳生月影抄」
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