...この硫化した石灰の36グレインに26グレインの重酒石酸カリウムを加え、混合物をオンス瓶に入れ、前もって沸騰させた水を満たし、冷やす...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...坐つて居る疊から骨を傳はつて全身を内部から冷やすのです...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...彼は次の世で彼の夏の飲み物を冷やすべきいかなる宝をもこの世で積もうとしないだろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...麻痺の側と反対の側を特に冷やすように氷嚢と氷枕を当てた...
谷崎潤一郎 「鍵」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...上下周囲凡て石造で暗黒な上に身も冷や冷やする...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...ドライアイスで冷やす必要はなく...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...「冷やすのは少し休(や)めて見よう...
夏目漱石 「虞美人草」
...「頭を冷やすと好(い)い心持ですか」「うん」私は看護婦を相手に...
夏目漱石 「こころ」
...眼なんか据えて乗出(のりだ)されちゃ大概肝を冷やすぜ...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...あまりの恐ろしさに胆を冷やすことでしょう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...番毎胆を冷やすぜ――小さい子供のある家は八丁四方に住みつけないといううわさだ」平次は朝の空気を腹一杯に吸い込んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私はとても幸せだわ!』娘達は儀式ばって言う時には『お父様』と言って私の気持ちを冷やすんです...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...足の裏の冷や冷やする心持は...
正岡子規 「初夢」
...肉体を苦しめ弱め冷やすことがどんなに困難であるか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...登はともの額を冷やすことと...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...温石を当てるとか胃部を冷やすとか...
山本周五郎 「寒橋」
...――塩はどこにある?――冷たい水を少し……頭を冷やすんだから……...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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