...冷たい空気は下を流通して上下から冷やすことになったものの...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...急に水にとびこんで身体を冷やす...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...冷やすと水が管中に「上る」ことであった...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...ドライアイスで冷やす必要はなく...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...この銅の筒を雪と塩との混合物の中にさしこんで冷やすと...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...三代目あたりからそろ/\くづれ出すのではないかと云ふ諸侯の肝を冷やす為めに...
長與善郎 「青銅の基督」
...立ち退(の)いた以前の借主が通す縄に胸を冷やす氷嚢(ひょうのう)でもぶら下げたものだろう...
夏目漱石 「虞美人草」
...「冷やすのは少し休(や)めて見よう...
夏目漱石 「虞美人草」
...「頭を冷やすと好(い)い心持ですか」「うん」私は看護婦を相手に...
夏目漱石 「こころ」
...イェレミーアスの頭を冷やすためにぬれた布をあてることにかかりきりなのだし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...エンジンを冷やす水を入れる孔があって...
久生十蘭 「魔都」
...そこの薄くらがりは僕の狂熱した眼(まなこ)を冷やす...
堀辰雄 「不器用な天使」
...足の裏の冷や冷やする心持は...
正岡子規 「初夢」
...感情を冷やすこと...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...猪の類はすべて澗泥(かんでい)を以てその背を冷やす...
南方熊楠 「十二支考」
...登はともの額を冷やすことと...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...これは虚勢を張ってみせた若雑どもの胆を冷やすには...
吉川英治 「私本太平記」
...――塩はどこにある?――冷たい水を少し……頭を冷やすんだから……...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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