...落ち着くのか冷えるのか...
有島武郎 「或る女」
...そしてその寒い期間は晝夜の分かちなく冷えるのです...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...流石に山間であるから朝晩は冷えるけれども昼中は暖か過ぎる程暖い...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...冷えることもずゐぶん冷える...
種田山頭火 「其中日記」
...窓が開きすぎていないか? ここは――冷える...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...一時に氷が増してよく冷えると見えて...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...「冷えるわね...
豊島与志雄 「潮風」
...ごろ寝するよ」「夜は冷えるけ...
火野葦平 「花と龍」
...おもふだにこの胸は冷えるのだ...
牧野信一 「久保田万太郎」
...では又ね十月十六日〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕十月十六日 第六十信手の先の冷える雨ですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...冷えるといけないから猶床に入っていなくてはならないから一筆...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...来月は冷えることもずっと減りますから従前どおりに段々戻るつもりです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...蒸米は冷えるとすぐに固くなるので...
柳田国男 「木綿以前の事」
...冷えるためか楽団員たちは便所へ行く...
山川方夫 「その一年」
...冷える...
山本周五郎 「青べか日記」
...湯に蒸されれば冷えるまで岩の上へ寝そべり...
横光利一 「馬車」
...またからだが冷えると悪いと...
吉川英治 「新書太閤記」
...なにしろ、ぼく、足が冷えるので、煉炭火鉢へ靴をのせ、行儀わるく、ロシヤ・スープ、料理一品を食べる...
吉川英治 「随筆 新平家」
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