例文・使い方一覧でみる「冶」の意味
スポンサーリンク...上に述べた鍛冶屋さんである... 
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...此家の門と鍛冶屋の門の外には...
石川啄木 「赤痢」
...鍛冶屋の細い働きは到底此の二人の子供と女房を安穏に養つて行く様にはゆかないのでした...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...最初の間は尋常に手をついてあやまつてゐました鍛冶屋も...
伊藤野枝 「火つけ彦七」
...丁度（ちようど）イタリーの南方（なんぱう）リパリ群島中（ぐんとうちゆう）の一火山島（いちかざんとう）たるヴルカーノ島（とう）をローマの鍛冶（かじ）の神（かみ）たるヴルカーノの工場（こうじよう）と考（かんが）へたのと同樣（どうよう）である...
今村明恒 「火山の話」
...こゝに鍛冶（かぢ）の兄弟あり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...弟さらばとて明玉をとりいだし鍛冶（かぢ）する※（かなとこ）の上にのせ※（かなつち）をもて力にまかせて打ければ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...其餘大工鍛冶心得候者有之候間――布恬廷並士官之内三四人自身繪圖面歩割等以墨掛注文仕...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...陶冶（とうや）されないあの駄々（だだ）っ子（こ）は...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...ひとり鍛冶屋だけは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...鍛冶屋のお爺さんの話をきいた豚吉とヒョロ子のお父さんは飛び上って喜びました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...洪積の台のはてなる一ひらの赤き粘土地桐の群白くひかれど枝しげくたけ低ければ鍛冶町の米屋五助は今日も来て灰を与へぬ...
宮沢賢治 「〔洪積の台のはてなる〕」
...それが貧乏な鍛冶職の娘のユリアと云ふのに惚れた...
マクシム・ゴルキイ Maksim Gorkii 森林太郎訳 「センツアマニ」
...鍛冶の場（にわ）を営め...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...往古この沢に鍛冶の住せるにより...
柳田國男 「地名の研究」
...それは将軍家御用鍛冶（かじ）の初代康継（やすつぐ）...
吉川英治 「剣難女難」
...職とする仕事も、運輸だけではなく、魚貝の売買、塩の仲次ぎ、小酒屋、石切り、鍛冶、車造り、馬子、輿丁（こしかき）、瓦焼き、木挽（こび）き、船大工...
吉川英治 「私本太平記」
...更けるのを知らない野鍛冶の家からふいごの火が...
吉川英治 「野槌の百」
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