例文・使い方一覧でみる「冴える」の意味

...ランプの光と冴える神經に筆を持たせて... ランプの光と冴える神經に筆を持たせての読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...酒も醒めて目が冴える... 酒も醒めて目が冴えるの読み方
高浜虚子「斑鳩物語」

...眼が冴えるばかりであった... 眼が冴えるばかりであったの読み方
谷崎潤一郎「武州公秘話」

...・落ちついてどちら眺めても柿ばかり・ゆふべうごくは自分の影か月夜のわが庵をまはつてあるく・月からこぼれて草の葉の雨夕雨小雨そよぐはコスモス・ぬれてかゞやく月の茶の木はわが庵は月夜の柿のたわわなる壺のコスモスもひらきました□しぐれてぬれて待つ人がきたしぐれて冴える月に見おくる月は林にあんたは去んだ十月十一日労（マヽ）れて朝寝... ・落ちついてどちら眺めても柿ばかり・ゆふべうごくは自分の影か月夜のわが庵をまはつてあるく・月からこぼれて草の葉の雨夕雨小雨そよぐはコスモス・ぬれてかゞやく月の茶の木はわが庵は月夜の柿のたわわなる壺のコスモスもひらきました□しぐれてぬれて待つ人がきたしぐれて冴える月に見おくる月は林にあんたは去んだ十月十一日労れて朝寝の読み方
種田山頭火「其中日記」

...冴える時も曇る時も共に沈んだ光があった... 冴える時も曇る時も共に沈んだ光があったの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...妙に頭の冴えるやうな本で... 妙に頭の冴えるやうな本での読み方
中谷宇吉郎「ツーン湖のほとり」

...阿部ます／＼冴えるらしく... 阿部ます／＼冴えるらしくの読み方
古川緑波「古川ロッパ昭和日記」

...月いよいよ冴える... 月いよいよ冴えるの読み方
林不忘「若き日の成吉思汗」

...月の冴える夜、枯れ枝に氷の花がつきます... 月の冴える夜、枯れ枝に氷の花がつきますの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...炉火の冴える暗い家内にうづくまつてゐた... 炉火の冴える暗い家内にうづくまつてゐたの読み方
室生犀星「故郷を辞す」

...だが雑器において最も渋い最も自由な生命の美が冴えるのを... だが雑器において最も渋い最も自由な生命の美が冴えるのをの読み方
柳宗悦「工藝の道」

...手工はさらに冴えると云わねばならぬ... 手工はさらに冴えると云わねばならぬの読み方
柳宗悦「工藝の道」

...美がいよいよ冴えるとはいかなる意義であるか... 美がいよいよ冴えるとはいかなる意義であるかの読み方
柳宗悦「工藝の道」

...なぜ太陽の光で干すと紙味が冴えるのか... なぜ太陽の光で干すと紙味が冴えるのかの読み方
柳宗悦「和紙の美」

...梅津朔造氏の調子は凜々（りんりん）と冴える... 梅津朔造氏の調子は凜々と冴えるの読み方
夢野久作「梅津只圓翁伝」

...来たな！両方の感覚が無言のうちに冴える... 来たな！両方の感覚が無言のうちに冴えるの読み方
吉川英治「銀河まつり」