...冴えない顔をしながら...
泉鏡花 「婦系図」
...ちと冴えない返事でしてね...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...冴えないように思われる...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...この化石したような冴えない煖炉がついぞ経験したことのないような...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...一向冴えないのは物足りないことでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なんとなく冴えない顔で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「そんな事になるだらうな」平次の返事は冴えないものでしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこへ冴えない顔つきをして順一も戻つて来た...
原民喜 「壊滅の序曲」
...冴えない顔で起きてきたが...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...あまり冴えない柑黄色を呈してすこぶる下品に感ずる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...現代の紫に比ぶればその色が冴えないので余程目の利いたクロウトに出会わない限り着損をするようだ...
牧野富太郎 「植物記」
...顏色の蒼白く冴えない...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...色の冴えない平顏ながら二重(ふたへ)瞼のはつきりした悧巧な目つきの...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...濁った冴えない膚の色など...
山本周五郎 「竹柏記」
...いつになく冴えないのがすぐ見えた...
吉川英治 「大岡越前」
...はなはだ冴えない顔をしていたが...
吉川英治 「三国志」
...残った諸軍の士気もその後はどうも冴えない...
吉川英治 「三国志」
...なんとなく気が冴えない...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??