...冬の山についてまるで知識も想像も持たぬ東京本社にいる社員が...
石川欣一 「山を思う」
...冬の山で遭難もしてもいないので先ず三流どころの山岳家と認めているらしい...
石川欣一 「山を思う」
...冬の山野いよいよ本当の冬になりました...
石川欣一 「山を思う」
...冬の山が持つ面白さと楽しさをお知らせしようと思います...
石川欣一 「山を思う」
...村の名も法隆寺なり麦を蒔(ま)く冬の山低きところや法隆寺明治三十八年十一月二十六日 浅草白泉寺例会...
高浜虚子 「五百句」
...めくらのおばさんが通る・春は長い煙管を持つて君こひしゆふべのサイレン(!)・冬の山からおりてくるまんまるい月・枯枝をまるい月がのぼる・月へいつまでも口笛ふいてゐる・月のよさ...
種田山頭火 「其中日記」
...冬の山はさびしく...
田山花袋 「道綱の母」
...冬の山風に吹かれながら...
直木三十五 「南国太平記」
...まして冬の山なぞは用のあるべきところでなかったから...
中村清太郎 「山岳浄土」
...何分こんな冬の山住ひにはまだ馴れないものだから...
堀辰雄 「七つの手紙」
...後年芭蕉が新に俳諧を興せしも寂は「庵を並べん」などより悟入し季の結び方は「冬の山里」などより悟入したるに非ざるかと被思候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...さびしさに堪へたる人のまたもあれな庵(いお)を並べん冬の山里(西行(さいぎょう))西行の心はこの歌に現れをり候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...さびしさに堪へたる人のまたもあれな庵(いお)を並べん冬の山里 (西行(さいぎょう))西行の心はこの歌に現れ居(おり)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...冬の山の自炊はこの度びが初めだった...
横光利一 「旅愁」
...一つは馴れぬ冬の山の自炊生活もしてみたくて出て来たのである...
横光利一 「旅愁」
...(二六・二・一一)茶売女(め)の乳も涸れがてよ冬の山湯ノ峰から那智の巻歩いても...
吉川英治 「随筆 新平家」
...――風流平家の没落の跡を弔うだに、冬の海、冬の山は、なかなかあわれが深い...
吉川英治 「随筆 新平家」
...甘酒すら売れない冬の山へ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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