...いよいよ十一月になって冬ごもりをする前に...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...あるいはヤマネズミがその冬ごもりから思い切って出てくるのを見のがすまいと待ちかまえる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...冬ごもりの読物として広島のGさんに頼んでおいたのである...
種田山頭火 「其中日記」
...何を食べてもおいしくなつた事年の暮年くれぬ笠きて草鞋はきながら冬ごもり冬ごもりまたよりそはむこの柱□月と緑平と私と酒...
種田山頭火 「其中日記」
...毎日の冬ごもりには困るけれど詮方ない...
種田山頭火 「其中日記」
...□冬ごもりの幸福――火燵...
種田山頭火 「其中日記」
...そうするとまたこの「冬ごもり」の五字がひどくきいて来るような気がするのである...
寺田寅彦 「伊吹山の句について」
...第6圖 ニセコ山頂の冬ごもり冬ごもり第7圖冬ごもりといえば...
中谷宇吉郎 「冬ごもり」
...二冬冬ごもりをした...
中谷宇吉郎 「冬ごもり」
...岩波の『坊っちゃん』『小公子』その他送ったから冬ごもりの本はあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...永い冬ごもりの雪国で春めくうれしさはどうでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...砂金を金(かね)に替えて冬ごもりの支度をするか...
山本周五郎 「さぶ」
...街には人の冬ごもり明るい楽しい美しい樹々には虫の冬ごもり暗い悲しいたよりない冬の夜すがら鳴る風や降る雪霜のしみじみとたよりに思う樫の樹は伐(き)りたおされて枯らされて炭焼竈に入れられて明日は深山に立つけぶりその樫の樹ともろ共に灰か煙りかかた炭かあとかたもなく消えて行く悲しい悲しいそのいのちたれがあわれと思おうか小さい小さい虫一つたれがあわれと思おうかこのうたがだんだん耳に近くに聞こえて来ましたから...
夢野久作 「虫の生命」
...「この勝家(かついえ)が冬ごもりのまを...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この山城で冬ごもりだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「冬ごもりの間は...
吉川英治 「親鸞」
...冬ごもりの炉(ろ)べりでは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...冬ごもり春さり来らし足引の山にも野にも鶯なくも (巻十...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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