...「冥途(めいど)」の評判は好(よ)くないらしい...
芥川龍之介 「点心」
...日本なら「冥途(めいど)の飛脚」だが...
石川啄木 「火星の芝居」
...冥途のみやげにとは――僕は貴様などに降参したおぼえはないぞ」すると怪塔王は...
海野十三 「怪塔王」
...一刻も早く冥途(めいど)に行って...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...「田中さんという人の顔だけでも見たら冥途の土産になると思って……」などと話している老人さえいた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それから冥途(あのよ)の官署の談をしたが...
田中貢太郎 「陸判」
...冥途(めいど)の道が淋しくってたまらないよ」「おかみさん...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏頂寺が冥途のさわりになる」「まあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...却つて冥途(めいど)の障りとやらになるでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...冥途(めいど)の姉にも安心させ度いと思ふが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...内田百間の「冥途」を読んでると...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...冥途(よみ)の灯(あかり)のように仄白(ほのじろ)くなって行った...
吉川英治 「剣難女難」
...冥途(あのよ)へ行け」と...
吉川英治 「三国志」
...冥途(めいど)の供をさせてやる」と...
吉川英治 「私本太平記」
...自分のあるいている今の闇が――あの世という冥途(よみ)の国ではあるまいかなどと思った...
吉川英治 「親鸞」
...冥途(めいど)とやらへ近くなる気持なのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...おめえは冥途(めいど)に行っていなければならねえしな」留守をしていた女房もさる者であったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...拙者にとっては活路です」「冥途の道でなくば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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