...冥加(みょうが)のほど難有(ありがた)い...
泉鏡花 「歌行燈」
...冥加(みょうが)に余って勿体ない...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...容易ならぬことになってきたぞ! せっかくここまで命冥加(みょうが)に生き永らえてきたのに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...身にあまる冥加である...
種田山頭火 「旅日記」
...なほまた或(ある)諸君よりは御嘲笑(ごちょうしょう)御罵詈(ごばり)を辱うし誠に冥加(みょうが)至極に奉存(ぞんじたてまつり)候...
正岡子規 「人々に答ふ」
...たまたま鷹や梟(ふくろう)に(ひよこ)一疋金魚一尾捉られる位は冥加税(みょうがぜい)を納めたと心得べしと説いた...
南方熊楠 「十二支考」
...冥加以正直為本」の十四字を大書せり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...何たる冥加(みょうが)でありましょう...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...身に余る冥加(みょうが)でございますけれど...
山本周五郎 「日本婦道記」
...まったく冥加(みょうが)に余ることと感泣しております」「さもあろう...
吉川英治 「三国志」
...冥加(みょうが)この上もないお仕合わせではあるまいか...
吉川英治 「私本太平記」
...「げにも冥加にあまる御諚(ごじょう)...
吉川英治 「私本太平記」
...さぞ冥加(みょうが)に思うておりましょう」「さあ...
吉川英治 「私本太平記」
...信長が領下に生れた冥加(みょうが)ぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...冥加(みょうが)なおことば添え...
吉川英治 「新書太閤記」
...――その日の先駈けに選ばれたその方どもまた男(お)の子(こ)冥加(みょうが)というものじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...命冥加(みょうが)なやつだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...冥加(みょうが)至極に思いまする...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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