...茶の湯冥加(みやうが)は...
薄田泣菫 「小壺狩」
...実行の仏教(律)もあれば冥想の仏教(禅...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...箱根で夢みた晦冥の天地は消え失せて今はあかるい市街が目の前に現前したが...
高濱虚子 「俳諧師」
...冥府はこれよりもえらいと見える」そこでは詩を作った...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...なんの冥加(みょうが)であゝ云うとうと(貴)いお女中がたのおそばちこう仕えますことができましたのやら...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...冥府の門に飛ばす矢に彼の苦惱を受けし時...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...お山に対しても恐れ多いし……わたし自らの冥利のほども怖ろしうございますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...まさに天地晦冥(かいめい)の大景観であったにちがいない...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...岡つ引き冥利(めうり)だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...冥(めい)は溟也(めいなり)とある...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若旦那も冥加(みょうが)に尽きるなかと申してな...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...何という冥加(みょうが)なわたくしにござりましょうな」と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...海外留学中に双親(ふたおや)とも冥途に往かれたから今さら何ともならぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...年々御米百俵宛(づゝ)三季に享保年中迄頂戴仕來冥加至極難有仕合(きやうはうねんちゆうまでちやうだいつかまつりきたりみやうがしごくありがたきしあはせ)に奉存候(ぞんじたてまつりそろ)」と云つてある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...まんろくな者と申しくるめて御引取願いましては商売冥利に尽きますると平に御宥免(おゆるし)を願いましたが...
夢野久作 「名娼満月」
...あまりの冥加(みょうが)に...
吉川英治 「三国志」
...侍ノ冥加(ミヤウガ)アリテ...
吉川英治 「新書太閤記」
...一人でもよけいに冥途(めいど)へお連れ申そうと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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