...冥加(みょうが)のほど難有(ありがた)い...
泉鏡花 「歌行燈」
...彼はわが冥想を亂さうとして戯弄するのか...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「錬金道士」
...冥福を祈って下さい...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...冥土(めいど)に在る山の名前かも知れない...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...冥王の郷に我また行かん迄...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...冥々の間に循環し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...天地晦冥といった趣きで...
豊島与志雄 「波多野邸」
...七兵衛は七兵衛冥利だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...商賣冥利(しやうばいみやうり)にちよいと見て行かう――小判で百兩も持つて居たつていふぢやないか」「へエ――...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「私は薬種屋渡世の冥利(みょうり)に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そしてどこか冥想的な...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...あなたが今も昔ながらのE線に自らの芸術を賭けて行く時曚冥たる成層をそれが征服する時...
槇村浩 「森山啓に」
...故に行と云ふことは神と我とを冥合せしむる手段であつて...
松本文三郎 「印度の聖人」
...もうしご冥加(みょうが)ご報謝と...
宮沢賢治 「蜘蛛となめくじと狸」
...冥途(あのよ)の入口に一人ポッチで来たような気もちだ...
夢野久作 「焦点を合せる」
...思わぬ武門冥加(みょうが)ではあるまいか...
吉川英治 「私本太平記」
...忍剣(にんけん)も龍太郎(りゅうたろう)もとうとう冥土(めいど)のお相伴(しょうばん)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...冥利(みょうり)がつきましょうぞ』梅は...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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