...伝吉は「冥助(みょうじょ)のかたじけなさ」を感じた...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...その聖十字架を思はしむる基督(キリスト)教法の冥想...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...無線遠視(テレヴィジョン)は冥土に於いては夙(つと)に発達している...
海野十三 「十年後のラジオ界」
...彼の上に冥福(めいふく)あれ...
海野十三 「不沈軍艦の見本」
...最も世には頑冥不霊(がんめいふれい)死しても悟らずといって...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...むしろ頑冥(がんめい)な守旧思想があったのである...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...頑冥な思想を矯正し横暴または無気力なる為政者を排除しまた職責を忘れたる議会を改造して...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...すれば即(やが)てチッバルトが冥途(めいど)の道伴(みちづれ)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...冥途へ往きていなら...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...早速、拝謁仰せつけられ、冥加至極、恐れ入り奉ります...
直木三十五 「南国太平記」
...出せなければ楽しむ訳に参らんからやむをえずこの過程を冥々(めいめい)のうちにあるいは理論的に覚え込むのであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...餘つ程安い冥加(みやうが)金で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その音がまるでもしあるなら冥土(めいど)からでも出ただろうといったふうな妙に陰気な響きであるので...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...これまた冥加(みようが)々々」そう云ったのは大沼喜三郎であった...
本庄陸男 「石狩川」
...有名なアニのパピルスにオシリス神(冥界の判官)の命により...
南方熊楠 「十二支考」
...霊馬に乗って冥界に馳せ往き...
南方熊楠 「十二支考」
...幽冥の国が目前に漂うのを否むことが出来ないでしょう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...冥加(みょうが)に尽きはしないかね」「でも...
吉川英治 「私本太平記」
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