...頬冠りした手拭の破れから出た一束の白髪が凩(こがらし)に逆立(さかだ)って見える...
寺田寅彦 「凩」
...一八六五年の正月に彼は遂に Senior Wrangler の栄冠を獲た...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
... 480駿馬の髮を飾りたる兜を彼のおほいなる頭の上にいただけば冠毛凛と打ち振ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...余の見し驟雨の図中その冠たるものなり...
永井荷風 「夕立」
...その後でよろしい」弱冠なる貴公子が取って動かない気象のほど...
中里介山 「大菩薩峠」
...高冠昂尾(こうかんこうび)...
中島敦 「盈虚」
......
中原中也 「在りし日の歌」
...それで氷冠の深部から氷の標本を採れば...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...浅葱(あさぎ)の手拭で頬冠りをしたまま...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...二年前に此處で生捕られて刑死した泥棒の冠兵衞の名を假(か)りて手紙を書き...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...また頭巾を冠(かぶ)りて侘(わ)びたる様子も見ゆる故なり...
正岡子規 「俳諧大要」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...それから町裏などに歌ってる帽子をも冠らない浮浪人のむれを思い出すのであった...
室生犀星 「幻影の都市」
...手拭のほお冠りという拵えで...
山本周五郎 「季節のない街」
...おまけに荒い縞の鳥打帽を眼深(まぶか)に冠って...
夢野久作 「暗黒公使」
...赤い帽子を冠ろうよオだ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...灸は座蒲団を受けとると女の子のしていたようにそれを頭へ冠ってみた...
横光利一 「赤い着物」
...一方に毅然として佇んでいる小がらな冠者に眼をとめた...
吉川英治 「源頼朝」
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