...大冠を頂ける雲客を見たり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...清水殿(義仲の子清水冠者義高)をこれへ渡し玉へ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...まつ黒な袍(きもの)に金の冠(かんむり)をかぶつて...
芥川龍之介 「杜子春」
...ナポレオンは一七九六年三月二日弱冠二十六歳にしてイタリア軍司令官に任ぜられ...
石原莞爾 「戦争史大観」
...あの大きな葉の冠がつけられる...
大杉栄 「獄中消息」
...どうも王冠を買うだけの金がないといって生活難をかこつようなものだ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...向ふから鳥打を冠りインバを着た男がやつて来た...
田中貢太郎 「青い紐」
...硬い中折を冠ったその姿を見ると...
徳田秋声 「足迹」
...南アルプスをはじめ、秩父、八ッ、木曾駒などはもとより、北アルプスでも、御岳、乗鞍、鍋冠、大滝、雪倉、朝日などには稀れでない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...八五郎は脱いだ袷を平次の頭の上へスポリと冠せました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...娘のでつかい島田髷に頬冠りは變ぢやありませんか」「それから有太郎とかいふ植木屋はどうだ」「道話が好きで/\たまらないと言ふ癖に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...華やかな王冠のやうに落ちついてゐた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...ボンネットを冠るのを手傳(てつだ)つて呉れた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...飲め/\/\バツカスの葡萄の冠へ歓喜の酒を噴水のやうに浴せろ...
牧野信一 「山彦の街」
...錦袍金冠(きんぽうきんかん)のまばゆき姿を...
吉川英治 「三国志」
...衣冠を脱した甲冑(かっちゅう)の英雄だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...今出されている冠附の上の句は』『――何のその...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...加冠お式をしてたもれと」「変に思いましょうが」「なぜ」「旅の者が...
吉川英治 「源頼朝」
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