...反つて辻冠者(つじくわんじや)ばらでも駆り集めて...
芥川龍之介 「地獄変」
...金の冠をかぶって...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...米国は外冠の患いなく外国の関係少なき国なり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...二人とも鳥打帽を冠って...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...冠木門(かぶきもん)の大きな邸内(やしきうち)へ入って砂利を敷いたなだらかな傾斜を登っている...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...菊の御紋の周囲に王冠と獅子頭が互いちがいに鎖状をなしている金の装飾...
谷譲次 「踊る地平線」
...頬冠(ほおかむ)りに唐桟(とうざん)の半纏(はんてん)を引っ掛け...
谷崎潤一郎 「秘密」
...水色のリボンの捲(ま)かれた深い麦稈(むぎわら)帽子を冠(かぶ)って...
徳田秋声 「あらくれ」
...その五大洲中ヨーロッパの文明が世界に冠たることを説き...
中里介山 「大菩薩峠」
...夫婦は若旦那と云う名を小六に冠(かむ)らせる事を大変な滑稽(こっけい)のように感じた...
夏目漱石 「門」
...潮吹(ひょっとこ)の面を冠って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...民衆の歓喜の声と共に戴冠した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...中折帽子を冠った男は...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...新蔵の太郎冠者以下...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...鶏(にわとり)の鳥冠(とさか)を十匹分ずつ下さい」と頼みました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...笠を冠っていながら頸筋(くびすじ)まで流れるような汗だ...
山本周五郎 「新潮記」
...衣冠(いかん)帯剣(たいけん)の身なりで...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まだ弱冠の小児がと...
吉川英治 「日本名婦伝」
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