...甲冑に身をかためた騎士の像が横たわっていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...鉄冑(てつかぶと)をいただき...
海野十三 「崩れる鬼影」
...判断しがたし”「甲冑を着して居って...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...武士ノ家ニ生レテハ十歳ニモ成ヌレバ甲冑(かつちう)ヲ帯シ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...アムピイマコスは金冑を少女の如く飾り着ぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...落ちて介冑鳴りひびく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...藩の軍隊さえ甲冑や槍や火縄筒を用いていたのであるから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...舞台で着る衣服甲冑(かっちゅう)に身を装い...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...甲冑の紐をゆるめて眠ることが出来る...
平出修 「瘢痕」
...あの一組の甲冑を人間が着てゐる通りの恰好に組み立て...
牧野信一 「鎧の挿話」
...甲冑の二字は古来転倒して用ゐられてゐたからである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...泰勝院殿は甲冑(かっちゅう)刀剣弓(ゆみ)鎗(やり)の類を陳(つら)ねて御見せなされ...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...身に甲冑(かっちゅう)をつけ手に鉾らしいものを持ち...
吉川英治 「江戸三国志」
...冑(かぶと)の緒をしめながら表方へ走った...
吉川英治 「新書太閤記」
...官兵衛のまわりに甲冑(かっちゅう)と刀槍の壁を作って...
吉川英治 「新書太閤記」
...かくて午(ひる)近くなるほど、暑さも加わり、石垣も焦(こ)げ、甲冑も焦げ、こぼるる血しおもすぐ黒くなった...
吉川英治 「新書太閤記」
...うしろから甲冑(かっちゅう)を着こんだ一隊が見え隠れに将門の供みたいについて来た...
吉川英治 「平の将門」
...しかし「意味ある形」、たとえば「甲冑(かっちゅう)」を円筒上の人物に着せたとなると、その甲冑は、四肢などに対するとは全く段違いの細かな注意をもって表現されている...
和辻哲郎 「人物埴輪の眼」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??