...あっけなく冑(かぶと)をぬいでしまった...
海野十三 「○○獣」
...女王愛玩の甲冑のなかにはいるのを見た...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...どこかで見た事もあるような甲冑を着ているわけであるが...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...華冑(かちゅう)の子弟によくある型の...
谷崎潤一郎 「細雪」
...鍛冶(かじ)を業とする者は家毎に甲冑(かっちゅう)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...甲冑(かっちゅう)はつけていない...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲冑をかぶり通して来た自分が卑怯未練だ!兵馬は...
中里介山 「大菩薩峠」
...甲冑像(かっちゅうぞう)があり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...さらば冑(かぶと)に羽の飾して出(い)でなん...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「お忘れではなかろう」「なんでございますか」「あの上段にある甲冑(かっちゅう)」左近が正座した膝を向直して床間を見やった...
山本周五郎 「新潮記」
...伝来の甲冑(かっちゅう)が飾ってあるばかりだった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...甲冑武者(かっちゅうむしゃ)の亡霊が...
山本周五郎 「山彦乙女」
...鏘々(しょうしょう)と甲冑(かっちゅう)のひびきが聞える...
吉川英治 「上杉謙信」
...車冑は、出迎えて、「見れば、相府直属の大軍をひきい給うて、何事のため、にわかなご下向でござるか」と、いぶかりながらも、その夜は、城中に盛宴をひらき、軍旅のつかれを慰めたいといった...
吉川英治 「三国志」
...すでに関羽は鮮血淋漓(せんけつりんり)となって車冑の首を鞍にひっくくり...
吉川英治 「三国志」
...これははなやかな甲冑(かっちゅう)陣太刀(じんだち)のよそおいで...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ざッ――と泥飛沫(どろしぶき)が二千の甲冑(かっちゅう)に煙り立った...
吉川英治 「新書太閤記」
...死骸には甲冑(かっちゅう)を着せ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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