...この銅像は甲冑(かつちう)を着...
芥川龍之介 「歯車」
...甲冑(かっちゅう)を附(つ)けた武将達(ぶしょうたち)だの...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...鉄冑(てつかぶと)の被(かぶ)り様(よう)は怪(あやし)い...
海野十三 「空襲葬送曲」
...鉄冑(てつかぶと)を被り直すと...
海野十三 「空襲葬送曲」
...とにかく甲冑をつけ馬に乗つてはみましたが...
太宰治 「右大臣実朝」
...其石の上に一人の士が黒い甲冑に身を固めて(all in black armour)坐して居たが...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...この甲冑というやつは尊重しておかなくちゃならん――ところで……」仏頂寺弥助は羽織を脱ぎ捨てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...騎士の甲冑に身を固めて馬上に跨がりながら瞑目してゐる人物の姿が現はれたのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...かじ屋や粉ひきや甲冑(よろい)師なども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あとに続く者はみな甲冑であるが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...日本心(やまとごころ)を甲冑(かっちゅう)に誇っていた者もある...
吉川英治 「私本太平記」
...騎馬甲冑(かっちゅう)のながれが近くの目の下に望まれだした...
吉川英治 「私本太平記」
...甲冑の触れ合う響きがして...
吉川英治 「新書太閤記」
...衣冠を脱した甲冑(かっちゅう)の英雄だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...あたりを睥睨(へいげい)している異様な敵人のまわりには――文字どおり甲冑(かっちゅう)の「鉄桶(てっとう)」ができて――それも藤吉郎の手もとと眼(まな)ざしを恐れてか...
吉川英治 「新書太閤記」
...(甲冑を着、太刀を佩(は)き、あまつさえ、今朝からの戦いに疲れ果てた左馬介が、騎(うま)のまま湖上にのがれ得るはずはない)と、きめこんでいた考え方が、眼に見せられた事実によって見事にくつがえされたのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...甲冑を身に着けた...
吉川英治 「新書太閤記」
...血とほこりになった甲冑(かっちゅう)の怒濤(どとう)...
吉川英治 「新書太閤記」
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