...併しこの際我等の冐險を導くものは...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...却つて、駿河臺では野村と同じ室に居て、牛込へは時々遊びに來た渠の從弟といふ青年に心を許して居たが、其青年は、頗る率直な、眞摯な、冐險心に富んで、何日でもニコニコ笑つてる男であつたけれど、談一度野村の事に移ると、急に顏を曇らせて、「從兄には弱つて了ひます...
石川啄木 「病院の窓」
...渠はしよぼ/\雨を冐(をか)して...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...餓ゑた雀が山から風を冐して町に集つて來ます...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...感冐(かんばう)に犯(をか)されたる事(こと)未(いま)だ一度(いちど)もあらず...
關寛 「命の鍛錬」
...冐險といふものはあまり好きでない...
太宰治 「お伽草紙」
...冐險とは信じる力だ...
太宰治 「お伽草紙」
...其先(そのさき)の濱(はま)へでも冐險(ばうけん)しよう...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...クルーソー漂流記』は冐險的...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...維新の頃までは若しも他村の男が通(かよ)つてゞも來れば其村の若い衆の繩張を冐したことに成るので散々に叩きのめして其上に和談の酒を買はせたものだといふ...
長塚節 「芋掘り」
...繩張りを冐されるような気がしたかもしれず...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...」「S中尉冐險(アバンチウル)の始まり……」と...
南部修太郎 「S中尉の話」
...云ひ換へればそれは殆んどすべての場合に文藝作品の冐涜であり...
南部修太郎 「文藝作品の映畫化」
...又(また)その種々(しゆ/″\)不思議(ふしぎ)な冐險談(ばうけんだん)を考(かんが)へながら...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...その冐頭に「日本國民は...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...一種の冐險の如くに...
吉江喬松 「山岳美觀」
...大膽と戀との舊い冐險を語つてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...滑稽な冐險談を初めてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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