...併し冐頭先づC君の誤謬を正すことを以つて始めずにはゐられないことを感ずる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...固より我等が師を選ぶは一層の冐險である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...却つて、駿河臺では野村と同じ室に居て、牛込へは時々遊びに來た渠の從弟といふ青年に心を許して居たが、其青年は、頗る率直な、眞摯な、冐險心に富んで、何日でもニコニコ笑つてる男であつたけれど、談一度野村の事に移ると、急に顏を曇らせて、「從兄には弱つて了ひます...
石川啄木 「病院の窓」
...感冐(かんばう)に犯(をか)されたる事(こと)未(いま)だ一度(いちど)もあらず...
關寛 「命の鍛錬」
...冐險の道ぢやありませんか...
太宰治 「お伽草紙」
...なんの冐險が自慢になるものですか...
太宰治 「お伽草紙」
...冐險とは信じる力だ...
太宰治 「お伽草紙」
...されば戀愛と冐險とを骨子とせる彼の romance なるものは主として此等の事蹟を傳ふ...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...「ひとつお前の冐險談を...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...そつと自分勝手に大膽な冐險を敢てすると云ふ...
永井荷風 「或夜」
...生食はかなり冐険にちがいない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...重い流行感冐には三四度かかつたが...
南部修太郎 「自分のこと」
...云ひ換へればそれは殆んどすべての場合に文藝作品の冐涜であり...
南部修太郎 「文藝作品の映畫化」
...冐險を試みた距離の遠近に於て...
原勝郎 「足利時代を論ず」
...つくづく自分に冐險心の足りないことを悲しむばかりであつた...
堀辰雄 「あひびき」
...種々(しゆ/″\)不思議(ふしぎ)な冐險談(ばうけんだん)でした...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...大膽と戀との舊い冐險を語つてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...冐險ずきな人間になつてゐた彼には...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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