...固より我等が師を選ぶは一層の冐險である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...餓ゑた雀が山から風を冐して町に集つて來ます...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...冐險なんて下手な言葉を使ふから何か血なまぐさくて不衞生な無頼漢みたいな感じがして來るけれども...
太宰治 「お伽草紙」
...自分がいま冐險をしてゐるなんて...
太宰治 「お伽草紙」
...假に冐險と呼んでゐるだけです...
太宰治 「お伽草紙」
...冐險とは信じる力だ...
太宰治 「お伽草紙」
...良風美俗にもとる由々しき冐涜と思われたのである...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そつと自分勝手に大膽な冐險を敢てすると云ふ...
永井荷風 「或夜」
...生食はかなり冐険にちがいない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...原音のスメルーは今ジャワ第一の高峯がその名を冐している...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...重い流行感冐には三四度かかつたが...
南部修太郎 「自分のこと」
...最後の冐險一その晩平次は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは夕顔の名を冐しているが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...つまりこのインゲンマメのインゲンは隠元の名を冐したものにすぎない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...種々(しゆ/″\)不思議(ふしぎ)な冐險談(ばうけんだん)でした...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...一種の冐險の如くに...
吉江喬松 「山岳美觀」
...あらゆる冐險をし...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...その非禮を冐したのも...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??