...謹上再拝(きんじょうさいはい)とつけてやった...
芥川龍之介 「俊寛」
...はるかに一老体の地に座して頓首(とんしゅ)再拝するを見て大いに怪しみ...
井上円了 「おばけの正体」
...再拝...
太宰治 「風の便り」
...南子が再拝して応(こた)えると...
中島敦 「弟子」
...館機再拝具草、笑政...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...張角は、再拝して、翁(おきな)の名を問うと、(我は南華老仙(なんかろうせん)なり)と答え、姿は、一颯(さつ)の白雲となって飛去ってしまったというのである...
吉川英治 「三国志」
...はや戦え」曹操が、酒をついで与えると、関羽は、杯を眺めただけで、再拝しながら、「ありがたい御意(ぎょい)ですが、そこにお預かりおき下さい...
吉川英治 「三国志」
...堂中に坐らせてその姿へ頓首再拝(とんしゅさいはい)した...
吉川英治 「三国志」
...おん身も重く用いてやるぞ」「時節をお待ちします」王允は再拝した...
吉川英治 「三国志」
...そして、閣の書院へ伴い、座下に降って、再拝しながら、「ただ今は、過ちとはいえ、太師のお体を突き倒し、罪、死に値します」と、詫び入った...
吉川英治 「三国志」
...再拝しているまに...
吉川英治 「三国志」
...帝は人をしりぞけて突然陪臣の賈の前に再拝し...
吉川英治 「三国志」
...孫乾は、まず玄徳の親書を捧呈してから、「願わくは、閣下の精練の兵武をもって、許都の曹賊(そうぞく)を討平(とうへい)し、大きくは漢朝のため、小にはわが主玄徳のため、この際、平常のご抱負をのべ、奮勇一番、ご蹶起(けっき)あらんことを」と、再拝低頭、畏(おそ)れ慎んで云いながらも、相手の腹中にはいって懇願した...
吉川英治 「三国志」
...よろしく台下にお取次ぎあらんことを」再拝して...
吉川英治 「三国志」
...建安十二年十二月吉日再拝「帋筆(しひつ)をお下げあれ」「おすみになりましたか」「先生がお帰りになられたらはばかりながらこの書簡を座下に呈して下さい」云いのこして...
吉川英治 「三国志」
...強右衛門は、再拝して、「そのありがたいおことばだけで、身の疲れなども、忘れ果てまする...
吉川英治 「新書太閤記」
...戴宗は思わず躄(いざ)り出るように進み出て再拝した...
吉川英治 「新・水滸伝」
...将門を再拝したといわれている...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索