...一般審査に落ちた場合、再応募はできるのでしょうか?...
...後日再応(さいおう)書面を以て言上仕る可く...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...けれども再応(さいおう)考えて見ると...
芥川龍之介 「春」
...そのうえ、同家に一泊した翌暁、前夜釜(かま)で煮て食い尽くしたはずの甘藷(かんしょ)が押し丸められて、渡辺の座っているわきへゴロゴロと転がって来たときなど、どうやらこの女のいた方面から来たらしいので、いよいよこれはこの女が怪しいと注目して、この女だけを他家へ預けたところが、不思議はそれ限りはたとやんだので、もはや出張を煩わすまでもないと、このほど再応、博士のもとへ通知があった...
井上円了 「おばけの正体」
...しかし再応、これを吟味しますと、それは、なにも不合理な不可解なことばではありません...
高神覚昇 「般若心経講義」
...再応出願せられてヤッとのこと辞職を許された...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その辺を再応吟味してみる必要はあるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...再応の雲行きが怪しくなったと見て取った白雲は...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここで捕まれば一応再応は吟味を受ける...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日もちょうど、拙者が釣をしているところの水面へ、変に妙な奴が浮き出した、すっぽんかなと思って手網(たも)を入れてすくい取って見ると、意外にも、こいつだ――どこから入って来たか、こいつに出られた日には、魚族よりは漁師の生活問題だ」と言いながら、再応、米友の眼前に突きつけたものですから、「ふむ、エライ奴だなア」「ある意味から言えばエライにはエライ奴だよ、こいつが威力を振うと、日本一の大湖の魚族が根絶する!」「うむ」「今、京都に新撰組というのがあるが、それが、このカムルチの存在とよく似ている、いや、新撰組の存在は時勢の必要上、必ずしも悪魚の存在とは言えまいがな、あれなどはまだ正直な方だが、世間には、相当の合法的機構を備えながら、カムルチの所業をなして、世の良風美俗を害し、自由の名で横暴を行っている奴がある、そいつらの害悪たるやカムルチ以上である、たとえば……」米友には、この浪人のかこつけて言うことがよくわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...再応仔細を糾問(きゅうもん)すべし」使者というのは七条油小路の町役人であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...再応(さいおう)の御答を致します...
夏目漱石 「博士問題の成行」
...学位記は再応御手許(もと)まで御返付致します...
夏目漱石 「博士問題の成行」
...また再応召が来るやうな話だつたが...
林芙美子 「瀑布」
...犯罪の場所を再応綿密に調べたり...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...『すでに、お上に於て、御決着になられた儀を、兎(と)や角(かく)と、再応の申し立て、奇怪至極...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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