...然るに出獄後直ちに印刷して百頁餘りの小册子ができたのであるが...
石川三四郎 「浪」
...小取(ことりまは)しに買(か)つたらしい小形(こがた)の汽車案内(きしやあんない)が一册(いつさつ)ある...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...一つには横綴の帳一册...
泉鏡花 「遺稿」
...それから膝栗毛(ひざくりげ)が一册(いつさつ)...
泉鏡太郎 「大阪まで」
...彼は十何册ほどの金聖歎(きんせいたん)の批評した三国志を持っている...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...當時の小さい手帖の二册をみても...
小穴隆一 「二つの繪」
...素本世界國盡全三册明治五年壬申初冬...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...「海國兵談」全八册三百五十枚は...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...めづらしく二册手に入りましたが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...「日本文典」は長崎に一册現存するさうで...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...一册は厨川白村の「英詩選釋」で...
中島敦 「環礁」
...それを五十部ぐらゐでもいいから小册子に印刷したいと思つたが...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...貴方に本を一册御無心します...
堀辰雄 「七つの手紙」
...私はいつもその中から手あたり次第に一册を引つこ拔いて...
堀辰雄 「日付のない日記」
...僕に一册の洋書を見せてくれた...
堀辰雄 「本のこと」
...何故なら彼は三册の著書を殘して行つたからだ...
堀辰雄 「レエモン ラジィゲ」
...私は先づ一册の本にかじりついてそれをものにするやうにといひたい...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...短册にでも何かと求められる...
吉川英治 「折々の記」
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