...今依て全十二篇を一册に再刊し...
飯田平作 「帝室論緒言」
...作者が短册にかいて差上げた...
心猿 「露伴忌」
...この大册には『宣言』の本文のほか...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...積み重ねてある書物の中から小説史稿といふ一册を引抜いて讀む...
高濱虚子 「俳諧師」
...(中略)又飯山寺社記には伊弉諾伊弉册の二神日神月神蛭兒素盞嗚等を生給ふ地なるゆへに産生(さんしやう)といふと作れり...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...一册の繪本がひろげられてゐるだけなのである...
太宰治 「お伽草紙」
...炭(すみ)のおこしかたに就いて一册の書物が出てゐるとか...
太宰治 「思ひ出」
...また前記三著のうち「和英對譯商用便覽」も一册現存して...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...然るに此の陸行一月の字は魏略及び三國志より出でたる梁書、北史を始め、太平御覽、册府元龜、通志、文獻通考等、一も一日に作れる者なければ輕々しく古書を改めんことは從ひ難き所なり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...さう聞いて見ると同じ一册のうちにも子規といふ名で俳句が出て居るのに心付いた...
長塚節 「竹の里人〔一〕」
...トランクに五六册も詰めて來た本なぞも...
林芙美子 「大島行」
...今依て全十二篇を一册に再刊し...
福沢諭吉 「帝室論」
...その一册を書きあげるごとに...
堀辰雄 「モオリス・ド・ゲランと姉ユウジェニイ」
...私は先づ一册の本にかじりついてそれをものにするやうにといひたい...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...一册ものこさずに賣りたまへ...
室生犀星 「汽車で逢つた女」
...書一册づつを持ちて...
吉川英治 「折々の記」
...一册づつ持つては先づ寢床のなかに腹這ひになつて讀む...
吉川英治 「折々の記」
...どうかすると二册づつも出して來てゐたのであるが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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