...という円満な家庭になっているんだ...
泉鏡花 「婦系図」
...肉体精神共に円満なる発達を要するにかくの如きものが到底今日の文明を伝えて...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...円満な顔つきの上に福徳の微笑をたゝへながら...
高田保 「貸家を探す話」
...円満な良識をもつ人とは...
永井隆 「この子を残して」
...円満な好侶伴(こうりょはん)であった...
夏目漱石 「行人」
...君子の好逑(こうきゅう)となるべき資格あるものを択(えら)んで一日(いちじつ)も早く円満なる家庭をかたち作って...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...かくてこそ円満なる教育の事業が出来るのである...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...必ずや円満なる人間を造るよう...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...彼女が二十三の年に円満な家庭を作るに至った...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...こうして寝ているところは円満な御夫婦...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...私徳の円満なるが如くならずというの意味を見るべし...
福沢諭吉 「日本男子論」
...円満な微笑を湛えて立ち働いてゐるのだ...
牧野信一 「熱い風」
...昔のまゝな円満な微笑を湛えて...
牧野信一 「鱗雲」
...(b)あまりにも幸福円満なる恋はうとましきもの...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...円満な計らいをつけてつかわす――...
吉川英治 「私本太平記」
...また両家の円満な提携(ていけい)こそ...
吉川英治 「新書太閤記」
...両者の円満なる和解をはかり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...三十二相円満な如菩薩(にょぼさつ)の笑顔(えがお)そのままではないか...
吉川英治 「親鸞」
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