...必しも不円満な家庭中の人許(ばか)りは居るまい...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...却って不円満な家庭の人から講釈いわるるような...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...憲政の円満なる運用をするには...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...円満なる信教自由を得...
大隈重信 「日本の文明」
...肉体精神共に円満なる発達を要するにかくの如きものが到底今日の文明を伝えて...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...にこにこした円満な顔には...
田山花袋 「田舎教師」
...円満な家庭であったから...
寺田寅彦 「わが中学時代の勉強法」
...「その坊主にさっき逢(あ)いましたよ」と地震に揺(ゆ)れた池の水のように円満な動き方をして見せる...
夏目漱石 「草枕」
...五十二三の名前の通り福徳円満な顔です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そうした円満な家庭にも...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...円満な夫婦とはこんなものだといわんばかりであった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...発して戸外の働きに現われて公徳の美を円満ならしむるものなり...
福沢諭吉 「日本男子論」
...彼は敬愛を互ひに譲り合つた験しもないといふいとも円満な交遊を持ち続けてゐる私の年下の友達のR君と華燭の典を挙げました...
牧野信一 「満里子のこと」
...円満な計らいをつけてつかわす――...
吉川英治 「私本太平記」
...また両家の円満な提携(ていけい)こそ...
吉川英治 「新書太閤記」
...両者の円満なる和解をはかり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...三十二相円満な如菩薩(にょぼさつ)の笑顔(えがお)そのままではないか...
吉川英治 「親鸞」
...人に円満な解決を頼むとか...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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