...大寺院はどんより曇った空にやはり高い塔や円屋根(まるやね)を無数の触手のように伸ばしています...
芥川龍之介 「河童」
...金めっきをした円屋根(まるやね)とそのまわりの金の球が...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...金めっきしたりっぱな円屋根(まるやね)がそびえていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...此の円屋根を笠と云ふのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...大きな円屋根(まるやね)のような球体(きゅうたい)の端(はし)が...
海野十三 「月世界探険記」
...「円屋根(ラ・ドウム)」...
谷譲次 「踊る地平線」
...聖ジュセッペの寺院の円屋根(まるやね)を見るでしょう...
谷譲次 「踊る地平線」
...円屋根のような形をした物淋しい岳(おか)の出っぱりを縫って行くと...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...廃兵院の円屋根を頭にいただき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...雲は高く空中に一種のほの白い円屋根を形造って...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その間に回教伽藍(モスク)の円屋根(キューポラ)と尖塔(ミナレット)のおびただしい聚落がある...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...円屋根(キューポラ)と尖塔(ミナレット)を持った輪奐の美を誇るモスクが簇生しているが...
野上豊一郎 「七重文化の都市」
...その円屋根のあたりに目を注ぐと...
原民喜 「永遠のみどり」
...その円屋根のあたりに目を注ぐと...
原民喜 「永遠のみどり」
...第一部 皇帝の死刑沼の多い雪の平原のむこうにペテルブルグの円屋根や尖塔が輝き...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...青い木の柱に平べったい緑いろの円屋根(まるやね)をつけた四阿(あずまや)が見え...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...お寺の円屋根の端へでも上ったのか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あの二つ同じやうな姿で並んでゐる円屋根のやうな山を二子山(フタゴヤマ)と称(い)ふのは知つてゐるが――」「二つを合せて?」「さう...
牧野信一 「籔のほとり」
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