...不思議な円光をかけるばかりで...
芥川龍之介 「偸盗」
...」円光を頂いた外国人は...
芥川龍之介 「南京の基督」
...みちの上に落ちた円光は徐ろに大きい懐中時計になる...
芥川龍之介 「誘惑」
...老僧と机ばかり円光の裡(うち)の日だまりで...
泉鏡花 「遺稿」
...懐中電燈のおぼろげな円光の中に浮び上った畸形児のすました顔は...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...しばらくの間、その円光の中に、怪人の足がバタバタともがいていたが、やがて、それも天井の穴へ消えてしまった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...蝋燭の赤茶けた円光の中の照子が...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...マリヤの円光を現実に見た夜もあったのです...
太宰治 「人間失格」
...春琴の顔のありかと思われる仄白(ほのじろ)い円光の射して来る方へ盲(し)いた眼を向けるとよくも決心してくれました嬉(うれ)しゅう思うぞえ...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...円光はまっすぐに彼の方へやってきつつあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...円光山(えんこうざん)満行寺(まんぎょうじ)住職釈良乗(しゃくりょうじょう)書...
永井荷風 「榎物語」
...仄(ほの)かに円光(えんこう)を負うておられるは...
中島敦 「悟浄出世」
...円光大師寺(えんこうだいしさま)の四ツの寺院(おてら)を建立(こんりゅう)し...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...たゞたくさんのくるみの木が葉をさんさんと光らしてその霧の中に立ち黄金の円光をもった電気栗鼠が可愛い顔をその中からちらちらのぞいてゐるだけでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...たゞたくさんのくるみの木が葉をさんさんと光らしてその霧の中に立ち黄金の円光をもった電気栗鼠が可愛い顔をその中からちらちらのぞいてゐるだけでした...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...物は限りがあってすぐれた美貌と申しても円光を後ろに負っていらっしゃるわけではありませんけれど...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...誰も円光は見えないよ...
横光利一 「旅愁」
...……そこで和尚の肩相はいかにと、常々、見ておると、円光のごとく、まろい、やわらかいものじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
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