...これらはあまねく地に住むものを照らしさては広く円かに覆える天に在す不死なる神をも照らしぬ...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...一匹千円からする鯨のほうが...
大阪圭吉 「動かぬ鯨群」
...二百五十円から千円はあると言う...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...一円か二円たまると...
高浜虚子 「別府温泉」
...旅費百六十幾円かを給されました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...そのトラブルスが同時に非常に金のかかる(十二三億円から十六七億円もかかる)困難だとすると...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...帽子――帽子も何百円かするそうな...
永井隆 「この子を残して」
...二百円か三百円にすぎない...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...そうして「これでも御前二十五円かかったんだよ」とつけ加えて...
夏目漱石 「行人」
...月三十円かの手当をやり...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...何千円かを差上げて来ていただいたというのに...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...三十円かえさなくちゃならん...
火野葦平 「花と龍」
...何百円か私の処に預けてあったが...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...月夜の空が隈もなく掴みどころもない四囲の山々へ天頂の暈から円かな翼を拡げて山の彼方へ光りを滑らせた如く...
牧野信一 「月あかり」
...円かな夢路をたどつてゐる若い二人を傍らにして...
牧野信一 「東中野にて」
...質極めてよく、一反の値が八、九円から、上等品になると二十円を呼ぶ...
柳宗悦 「全羅紀行」
...二三十円から四五十円の女を求めて来る者よりずっと多いのは無論である...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...慈円からも幾回となく書状の来た形跡はあるが...
吉川英治 「親鸞」
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