...寄付者の姓名寺院に金円を寄付したるものは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...一カ月百円以上の能力ありや否を知るを専一とす...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...百円で買ったと言われています...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...店の会計係に懐中の五円紙弊を一枚出して両替させた...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...これからは、五千円以上、使ってはならん...
太宰治 「グッド・バイ」
...彼の要求どおりに黙って二百円送ってよこした...
太宰治 「猿面冠者」
...円朝の牡丹燈籠はこの了意の牡丹燈籠から出発したものである...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...上空からは凹形に円く見える...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...どうしても、馬が無ければ立って行かない一家なんでございますから、それがために……お恥かしい話ですが、娘を売って馬を買いましたんでございます」道庵は仰山に驚いて、眼を円くして、「何とお言いなさる、娘を売って馬をお買いなすったって……なるほど、剣を売って犢(とく)を買うということもあるにはあるが」両手を胸に組んで考え込むと、しおれきったその男が、「ことし十七になる娘を、上松(あげまつ)の茶屋へ奉公に出しまして、それで、この福島で馬を買いましたが、奉公とはいえ、十七になる娘に身売りをさせたのでござります、馬は連れて国へ帰れますけれど、娘は連れて戻ることができませんでございます」そこで、また男がしくしくと泣き出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...家賃は九円五拾銭(じっせん)だそうだ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...指物師(さしものし)が百円に負けて置くから買わないかといった立派な紫檀(したん)の書棚をじろじろ見ながら...
夏目漱石 「道草」
...ここに百円残っているきりだ...
松本泰 「日蔭の街」
...円いのも、またま白玉でどうやらしのげるのに円い菊目石というようなものになったら、余り相すみませんものね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...時とともに持続された美が瞬間瞬間の閃光に無限の表象をつかんで円熟してゆく一つの境地であると思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どこのうちも百円でやっていたところが倍ですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それも言い値が二円なのである...
柳宗悦 「京都の朝市」
...ホウシコ 播磨宍粟(しそう)郡ホウシ 美作久米(くめ)郡等ホウシ 備中上房(じょうぼう)郡等ホウシ 但馬ホウシ 鳥取県約一円ホウシサン 出雲美保関(みほのせき)ホシサン...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...彼を円木(まろき)の壁へ投げつけた...
横光利一 「日輪」
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