...彼を推挙した内藤三左衛門(ないとうさんざえもん)の身になって見ると...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...」内藤氏はこの三箇条を守り袋に入れた積りで記者生活に入つて往つた...
薄田泣菫 「茶話」
...この建暦二年の頃には、まだまだ人の心も、なごやかに睦み合ひ、上のお好みになるところ、下も無邪気にそれを習ひ、れいのお歌も、はじめのうちこそ東国武士の硬骨から、頗るけむつたく思ひ、相州さまなど遠まはしに御注意申し上げたものでございましたが、この頃にいたつては、まづ入道広元さま、相州さまの御弟君武州時房さま、御長子泰時さま、それから三浦の義村さま、結城の三郎朝光さま、和田の朝盛さま、内藤知親さま、東の重胤さまなどといふ猛将お武骨の面々が、いつのまにやらいつぱしのお歌人になり澄まし、仔細らしく三十一文字を案じて、赤焼けた太いお首をひねりながら御廊下をお歩きになつて居られるお姿などわけもなく微笑しい感じがいたしました...
太宰治 「右大臣実朝」
...内藤右馬允等供奉せしむ...
太宰治 「右大臣実朝」
...自分は後に久邇宮家の傳記を調査した故の内藤恥叟翁其他から親く聽いた所である...
内藤湖南 「維新史の資料に就て」
...同心の内藤さんが眼を通して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんなとこでございます」「お前の生れはどこだ」「内藤新宿でございます」「こゝへ來たのは?」「二年前でございました」「給料は?」「有るやうな無いやうな」「それはどういふわけだ」「死んだ親父の借金が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...内藤女史の隣りにいた阿部医学士がすっと起ちあがって...
平林初之輔 「人造人間」
...あの実験の手伝いをして貰っている内藤さんが母親になる権利があるんだが……」博士は...
平林初之輔 「人造人間」
...内藤の家(うち)から薬を貰(もらっ)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「おれは内藤新宿に長くうろついていたので...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...品川へも内藤新宿へも往った...
森鴎外 「細木香以」
...三江戸市中で客を泊めることができるのは、宿屋のほかに新吉原、品川、内藤新宿、板橋の四カ所だけである...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...何時(いつ)も変な建物だと思つて見て通る許(ばか)りだと内藤が云ふと...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...内藤さんの邸宅があつた...
吉川英治 「折々の記」
...それも「内藤さんのお世話で」と母がいかにも有難がつていふので...
吉川英治 「折々の記」
...内藤さんから「十八歳と...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...内藤ジョアンの一族のほかに摂津の池田の兵士たちも内藤玄蕃のすすめに従って説教をききにくるようになった...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??