...ただ一人内蔵助(くらのすけ)だけは...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...今まで内蔵助の方を向いていた彼は...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...内蔵助は、いよいよ東に下る決意をし、お軽を生家へ帰した...
上村松園 「軽女」
...内蔵助長政と云ふ者が筑摩郡内田郷浅田荘に城を構へて浅田氏となつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...吉田弥惣、太田内蔵助、松村友十郎などが、再度、厳令触れに、駈け出してゆく...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼が鍾愛(しょうあい)して措かない糸垂(しだ)れ桜の巨木は、わけても、この庭の王妃のように咲き誇っていたが、常とちがって、今朝は、内蔵助の眸に、その白い花の一つ一つが、不吉な妖虫の簇(むら)がりのようにすら映ってくる...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...皇土の畏れ濠端(ほりばた)から、家路へと散らかってゆく藩士たちの姿を見ると、内蔵助は、その一つ一つの影には、なお幾人もの家族や縁類や、養う家の子があることを考えて、胸が痛くなった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...というのが内蔵助の主張だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...荒木十左衛門の旅舎を出た内蔵助は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...いかに目上の内蔵助であろうと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...――何の内蔵助の悠々と気長な待たせぶりに...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...内蔵助をのぞく他(ほか)は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...内蔵助という者がこの世に在るということだけでも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...礼儀を終った内蔵助の姿が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...内蔵助殿はあれで冬はとても寒がりやなので――と話したのを記憶していて...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...横顔を当てていた内蔵助も...
吉川英治 「べんがら炬燵」
...内蔵助は、抱負(ほうふ)を話した...
吉川英治 「山浦清麿」
...四『内蔵助、ちょっと参れ』『お召ですか』と、彼は、清音の前へ呼ばれて来た...
吉川英治 「山浦清麿」
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