...彼女との内界を深めるために旅行に行く...
...内界探求に熱中する...
...彼の内界に触れることができなかった...
...内界に没頭しているせいで、周りが見えなくなっている...
...内界には人それぞれ個性がある...
...此の如くにして内界が分裂すると共に更に不思議なる現象が現はれて來た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...内界の動亂に具象の姿を與へる爲に外物に攫みかゝることはあつても...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...固より全然内界に共鳴を喚起し得ざる事物は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...さうして或個性型に屬する個性はその人格開展の方向を――その内界建設の資料を――色と線とにとり...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...心を虚くして社會の與へるものを受けることは彼の内界を豐富にする...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...これを内界の建設に資するの生活は...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...すくなくとも丸の内界隈(かいわい)に置いとくものじゃないとね...
海野十三 「東京要塞」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...今この区別を内界と外界という言葉を以て云い表わせば空間表象が外界に関わることは明らかである...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...それは内界に対して外界と呼ばれるもの...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...魑魅だって内界までも入れた広い意味での自然界には実在の動物なのである...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...それが外界であると内界であるとを問わず...
中谷宇吉郎 「文化史上の寺田寅彦先生」
...我が経験した内界の消息を他人の消息のごとくに観察する事ができる...
夏目漱石 「創作家の態度」
...こゝに外界と内界の墻壁(〔しょうへき〕)を破壊して...
夏目漱石 「点頭録」
...内界の去来する影を眺めた...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...或(あるい)は内界の「心」にあろうと...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...丸の内界隈を歩いている人には破れ靴をはいている者が無かったそうである...
山之口貘 「楽になったという話」
...矮小なる人の内界も一度煩悩が征服せらるる時無限なる自由の境地を現じ得るのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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