...其後姿を見上げてゐた静子は、思出す事でもあるらしく笑(わらひ)を含んでゐたが、少し小声で、『アノ山内様ね...
石川啄木 「鳥影」
...「山内を――」「山内様は...
直木三十五 「南国太平記」
...甚内様の供養にもなるし...
中里介山 「大菩薩峠」
...甚内様へ奉納というのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを鳥越の甚内様へ持って行って納めるということには...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人が今いう甚内様の社があるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれだよ」「ヘエ――」平次は粂の平内様のお堂を指しながら続けました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...久米の平内様の縁結びですか」「いや...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すなわち御宮内様が正しいなどといっているのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...御目付の松倉十内様が御検屍として御出役になる迄は...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...松倉十内様(どん)も往生...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...松倉十内様は今のところ青息吐息...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...――だが、猿まで来ているとは思わなかった」「わたしは、七内様について、七日ほど前にやって来ましたが、用が出来るまで、針売りをして歩いていろというので、こうやって針売りをしていますが、一体全体、これは何のためにやっているんですか」「まだ聞いていないのか」「七内様は、何も話してくれないので...
吉川英治 「新書太閤記」
...……汝(われ)の泊っている宿屋はどこだ」「七内様がいる旅籠(はたご)の...
吉川英治 「新書太閤記」
...これから蜂須賀七内様へ...
吉川英治 「新書太閤記」
...源内様の所へ戻って...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あの医者の源内様の帰り途に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お連れのお武家様と甚内様が話していると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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