...(三)の二『山内様(さん)よ...
石川啄木 「鳥影」
...其後姿を見上げてゐた静子は、思出す事でもあるらしく笑(わらひ)を含んでゐたが、少し小声で、『アノ山内様ね...
石川啄木 「鳥影」
...だけれど山内様(さん)は別に大詩人でもないぢやありませんか!』『それは別問題だ...
石川啄木 「鳥影」
...さいぜんから二人の口に上る甚内様というのは何物か...
中里介山 「大菩薩峠」
...鳥越の甚内様なるもののいわれを一通り...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人が今いう甚内様の社があるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...甚内様へ納める代りに...
中里介山 「大菩薩峠」
...粂の平内様のお堂の前へ立って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お菊は粂の平内様の堂の前に立つと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平内様の堂の格子から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すなわち御宮内様が正しいなどといっているのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...松倉十内様(どん)も往生...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...「あばたの七内様」と蔭口して...
吉川英治 「新書太閤記」
...蜂須賀党の端くれに加わって、働くまでの決心はまだつききらないが、「畏(かしこま)りました」――云ったからには、七内様でも、あばた様でも、飽くまで誠意をもって、供をして行こうと、日吉は思いきめた...
吉川英治 「新書太閤記」
...――だが、猿まで来ているとは思わなかった」「わたしは、七内様について、七日ほど前にやって来ましたが、用が出来るまで、針売りをして歩いていろというので、こうやって針売りをしていますが、一体全体、これは何のためにやっているんですか」「まだ聞いていないのか」「七内様は、何も話してくれないので...
吉川英治 「新書太閤記」
...「――で、七内様は、何しに来てるんですか」「指図役だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...……汝(われ)の泊っている宿屋はどこだ」「七内様がいる旅籠(はたご)の...
吉川英治 「新書太閤記」
...石町の垣見佐内様と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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