...」河内山は、一座の坊主を、尻眼にかけて、空嘯（そらうそぶ）いた... 
芥川龍之介 「煙管」
...「河内山（こうちやま）」がすんで...
徳田秋声 「挿話」
...近くに住んでる内山昌二という画家だった...
豊島与志雄 「庶民生活」
...内山昌二と山田朋子のことだと分った...
豊島与志雄 「庶民生活」
...内山が泥酔して、焼跡の雑草の中に蹲まり、星を眺めながら訳の分らぬ歌を口ずさんでる側に、朋子がじっと附き添ってることもあった...
豊島与志雄 「庶民生活」
...内山の相手をしてるのが楽しそうな様子でもあった...
豊島与志雄 「庶民生活」
...内山のあとを追って行った...
豊島与志雄 「庶民生活」
...内山と朋子は峠の茶屋に来ることがたいへん少くなり...
豊島与志雄 「庶民生活」
...「御家様、内山様が、おみえなされました」「ま――」里恵は、家老の来訪と聞いて、周章てて、客間の用意をさせていると「いや、かまうな、かまうな」と、もう廊下に声がして、内山が、入ってきた...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...内山は丹後守から預かって来た「引落し式」の拳銃を七兵衛のうしろから差向けて...
中里介山 「大菩薩峠」
...河内山と云つた、卑（いや）しい胡坐の組みかたで、「どうだ、世の中は面白いだらう？ 大した事はないンだ...
林芙美子 「浮雲」
...「河内山」の玄関もいゝ加減にしとく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ところで私が河内山の墓前に佇む毎に...
正岡容 「下谷練塀小路」
...すみだ川舟遊中の河内山の宴席に己が妻女の芸妓となつて侍るのを丑松が見て...
正岡容 「下谷練塀小路」
...上海にいて魯迅全集の仕事をしていた内山完造の『支那漫語』（改造）...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もろともに大内山は出（い）でつれど入る方見せぬいざよひの月」さも秘密を見現わしたように得意になって言うのが腹だたしかったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...――そして元々の大内山は大内裏造営工事の工もいまだ半ばのままで...
吉川英治 「私本太平記」
...内山の城で自害し終ッていたということを――である...
吉川英治 「私本太平記」
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