...こちらは内々(ないない)ほっとしたもんです...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...内々(ないない)二人(ふたり)の間(あいだ)に堅(かた)い約束(やくそく)ができていたのでございました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...親類縁者たりとも極(ごく)内々(ない/\)の事内々の事...
薄田泣菫 「茶話」
...而も内々にということで云いつけられたのである...
豊島与志雄 「死の前後」
...内々の好意もあって...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...内々のことじゃで...
直木三十五 「南国太平記」
...内々清岡さんに言われて書いたものではないかと...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...内々は富籤(とみくじ)までも買つてゐるといつた山氣のある按摩(あんま)でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...内々八五郎兄哥の留守(るす)を狙つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...内々そんな事を考へて居ります」お朝はしんみりするのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...実は内々、ある危惧を制することができなかったのだけれども...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...渡満前から内々苦心をしていたのでありますが...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...内々はお花のいるのを力にしているのとで...
森鴎外 「心中」
...彼と土岐との、微妙な関係を知る者といえば、高氏一人あるだけと、道誉も内々、気味わるく思っていたに相違なかろう...
吉川英治 「私本太平記」
...内々の指示があったからである...
吉川英治 「私本太平記」
...あらかじめ内々のしたくはすでにすすんでいたことがわかる...
吉川英治 「私本太平記」
...内々のご評議やら...
吉川英治 「私本太平記」
...穴蔵など造って内々家産を地下に匿(かく)しておいたり...
吉川英治 「新・水滸伝」
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