例文・使い方一覧でみる「兼ねて」の意味


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...作家と読者と批評家とを一身に兼ねて...   作家と読者と批評家とを一身に兼ねての読み方
芥川龍之介 「羅生門の後に」

...そうして近所の女房が見兼ねて貸してくれた蒲団に子供達を寝かすと女房は自分の二人の兄弟に子供の行末を頼む書置きをして家を出て行つたのでした...   そうして近所の女房が見兼ねて貸してくれた蒲団に子供達を寝かすと女房は自分の二人の兄弟に子供の行末を頼む書置きをして家を出て行つたのでしたの読み方
伊藤野枝 「火つけ彦七」

...かつその実験を兼ねて哲学館設立の趣旨をその地方の有志者に告げんため...   かつその実験を兼ねて哲学館設立の趣旨をその地方の有志者に告げんための読み方
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」

...待ち兼ねていたように...   待ち兼ねていたようにの読み方
江戸川乱歩 「吸血鬼」

...竜之助は入り兼ねていささか躊躇(ちゅうちょ)した...   竜之助は入り兼ねていささか躊躇したの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...萬三郎は平次の心持を測(はか)り兼ねて――もう少し多くしなければならなかつたか知ら――と言つた疑ひに惱まされて居りました...   萬三郎は平次の心持を測り兼ねて――もう少し多くしなければならなかつたか知ら――と言つた疑ひに惱まされて居りましたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...夜の明けるのを待ち兼ねて...   夜の明けるのを待ち兼ねての読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...小屋の取締りを兼ねて居る...   小屋の取締りを兼ねて居るの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...淺黄の手拭が要るなら其邊で二三反買つて行かうぢやありませんか」見兼ねてガラツ八が口を出します...   淺黄の手拭が要るなら其邊で二三反買つて行かうぢやありませんか」見兼ねてガラツ八が口を出しますの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...御近所の衆がびつくりするぢやないか」平次は見兼ねて戸口から聲を掛けます...   御近所の衆がびつくりするぢやないか」平次は見兼ねて戸口から聲を掛けますの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...ついたまり兼ねて放埒に身を持ち崩し...   ついたまり兼ねて放埒に身を持ち崩しの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...こんな入りの薄い晩のお客は周囲に気を兼ねて...   こんな入りの薄い晩のお客は周囲に気を兼ねての読み方
正岡容 「圓太郎馬車」

...麻袋へ入れ搾りし物にて黒く濃くして味渋みに甘きを兼ねていかさま仙薬ともいうべき物なりと...   麻袋へ入れ搾りし物にて黒く濃くして味渋みに甘きを兼ねていかさま仙薬ともいうべき物なりとの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...杉夫と敏ちゃんは入営見送りを兼ねて...   杉夫と敏ちゃんは入営見送りを兼ねての読み方
三好十郎 「樹氷」

...兼ねて社会の問題なのです...   兼ねて社会の問題なのですの読み方
柳宗悦 「民藝とは何か」

...去年から侍従を兼ねており...   去年から侍従を兼ねておりの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...兼ねては彼が右馬允に昇官した披露目の意味もあろう...   兼ねては彼が右馬允に昇官した披露目の意味もあろうの読み方
吉川英治 「平の将門」

...終にその唄に耐え兼ねてずっと奥まった小さな部屋へ移して貰ったのであった...   終にその唄に耐え兼ねてずっと奥まった小さな部屋へ移して貰ったのであったの読み方
若山牧水 「みなかみ紀行」

「兼ねて」の読みかた

「兼ねて」の書き方・書き順

いろんなフォントで「兼ねて」


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