例文・使い方一覧でみる「兼て」の意味


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...第一義の生活に於いて、俺のやうに鈍根な、俺のやうに迷執の多い人間は他にあるまいと思はれるほど、俺は惑つて、困つて、ひつかゝつて、進み兼てゐる...   第一義の生活に於いて、俺のやうに鈍根な、俺のやうに迷執の多い人間は他にあるまいと思はれるほど、俺は惑つて、困つて、ひつかゝつて、進み兼てゐるの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...俺は兼てよりこゝに俺の苦しい問題があることを覺悟してゐた...   俺は兼てよりこゝに俺の苦しい問題があることを覺悟してゐたの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」

...籾の始末と留守居を兼て...   籾の始末と留守居を兼ての読み方
伊藤左千夫 「古代之少女」

...兼て聽いてゐた通りの氣候の急變――送金の待ち遠しさ――手放したお鳥に對する疑念――かう云ふことが渠のからだ中の神經のどの末端にも觸れて...   兼て聽いてゐた通りの氣候の急變――送金の待ち遠しさ――手放したお鳥に對する疑念――かう云ふことが渠のからだ中の神經のどの末端にも觸れての読み方
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」

...兼てより懇意(こころやすく)せし...   兼てより懇意せしの読み方
巌谷小波 「こがね丸」

...このことについては兼てより熟考しましたが私は巡回編集よりは寧ろ単独編集の方が永続しようと思います...   このことについては兼てより熟考しましたが私は巡回編集よりは寧ろ単独編集の方が永続しようと思いますの読み方
種田山頭火 「雑信(二)」

...「小生も兼て人を不忠とか不義とか...   「小生も兼て人を不忠とか不義とかの読み方
徳富蘇峰 「吉田松陰」

...つい決し兼てぐずぐずしていた...   つい決し兼てぐずぐずしていたの読み方
夏目漱石 「門」

...其の兼て期せし所は...   其の兼て期せし所はの読み方
蜷川新 「天皇」

...彼の後醍醐の兼てより望を属せられし所は...   彼の後醍醐の兼てより望を属せられし所はの読み方
蜷川新 「天皇」

...どうでせう」主人又兵衞はこの爭ひを見兼て口を容れました...   どうでせう」主人又兵衞はこの爭ひを見兼て口を容れましたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...「兼て彼の地に於て病を得...   「兼て彼の地に於て病を得の読み方
原民喜 「翳」

...兼て長官へ内々御話いたしたこともある通り...   兼て長官へ内々御話いたしたこともある通りの読み方
福澤諭吉 「福翁自伝」

...竜巻村の村長から兼て噂に聞いてゐたところの...   竜巻村の村長から兼て噂に聞いてゐたところのの読み方
牧野信一 「風流旅行」

...お酌をしてゐるお米が見兼て仲に入つた...   お酌をしてゐるお米が見兼て仲に入つたの読み方
水上滝太郎 「大阪の宿」

...抽斎の蔵書は兼て三万五千部あるといわれていたが...   抽斎の蔵書は兼て三万五千部あるといわれていたがの読み方
森鴎外 「渋江抽斎」

...兼て引替御用を勤めてゐた...   兼て引替御用を勤めてゐたの読み方
森鴎外 「壽阿彌の手紙」

...兼て用意のゴム長靴を穿いて出かけようとしたが...   兼て用意のゴム長靴を穿いて出かけようとしたがの読み方
夢野久作 「眼を開く」

「兼て」の読みかた

「兼て」の書き方・書き順

いろんなフォントで「兼て」


ランダム例文:
アルハンブラ   具有する   板子  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

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