...義雄は兼てさう思つてゐた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...兼てより懇意(こころやすく)せし...
巌谷小波 「こがね丸」
...そこで兼て藩から幕府に願って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...兼て朝廷より御召という命もあったのを...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...兼て親の時分に買っていたカラビンという短銃を宅から取寄せて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...購読者は益(ますます)喜んで見る事になったので兼て日本新聞やその他の各新聞で子規氏の俳風を広めていたが上に...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...兼て宗教その者の本質を示すものではなかろうか...
西田幾多郎 「愚禿親鸞」
...兼て有爲の新進の爲めに路を開くには...
原勝郎 「貢院の春」
...兼て長官へ内々御話いたしたこともある通り...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...竜巻村の村長から兼て噂に聞いてゐたところの...
牧野信一 「風流旅行」
...兼てS君が郷里の話をするたびに幾度か聞いて...
水野葉舟 「土淵村にての日記」
...」大貫が見兼て、又横合から口を出した...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...急に思い立ってお関は兼てから主人に話してある養子の話を進行させて迎えにY市へ行く事を云い出した...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...そして心の内には自分が兼て排斥した枯寂(こじやく)の空(くう)を感じてゐた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...兼ての手筈(てはず)に女の来てちよつとこちらへと案内するは...
森鴎外 「そめちがへ」
...兼て山陵の事に付懇意たりし若江修理大夫娘薫儀...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...兼てから二人の事に就(つ)いて何くれとなく心配していた姉歯某とが...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...便所への通路を兼ておりますが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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