例文・使い方一覧でみる「兼」の意味


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...(かね)て和主が物語に...   兼て和主が物語にの読み方
巌谷小波 「こがね丸」

...彼は一つ間違うと気違いになり(か)ねぬ様な素質を多分に持っていた...   彼は一つ間違うと気違いになり兼ねぬ様な素質を多分に持っていたの読み方
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」

...家は昨夜來て、窕子がゐないので、いくらかやけ氣味で、女のゐないところにこの樂しい正月を寢たつてしようがないなどと言つて、これからすぐ何處かに行きでもするやうに呉葉達を困らせたが、夜がもはや子の刻を過ぎてゐて何うにもならないので、そのまゝ靜まつて、いつもの一間に夜のものを暖く、裏の竹むらに夜風の騷ぐのを聞きながら窕子の殘して行つた鶯の歌のかへしなどを考へて一夜をすごした...   兼家は昨夜來て、窕子がゐないので、いくらかやけ氣味で、女のゐないところにこの樂しい正月を寢たつてしようがないなどと言つて、これからすぐ何處かに行きでもするやうに呉葉達を困らせたが、夜がもはや子の刻を過ぎてゐて何うにもならないので、そのまゝ靜まつて、いつもの一間に夜のものを暖く、裏の竹むらに夜風の騷ぐのを聞きながら窕子の殘して行つた鶯の歌のかへしなどを考へて一夜をすごしたの読み方
田山花袋 「道綱の母」

...侯が自ら内務大臣を摂したるものと認めて可なり...   侯が自ら内務大臣を兼摂したるものと認めて可なりの読み方
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」

...種々の気ねをしなければならなかった...   種々の気兼ねをしなければならなかったの読み方
豊島与志雄 「理想の女」

...大正三年の夏欧洲(おうしゅう)戦争が始まってから玩具(がんぐ)雑貨の輸出を業とした太郎の店は大打撃を受けたので...   大正三年の夏欧洲戦争が始まってから玩具雑貨の輸出を業とした兼太郎の店は大打撃を受けたのでの読み方
永井荷風 「雪解」

...」太郎は刎起(はねお)きて...   」兼太郎は刎起きての読み方
永井荷風 「雪解」

...鉄拳が飛びねまじき勢いでしたが...   鉄拳が飛び兼ねまじき勢いでしたがの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...おさんは勝手から出て来て座敷の縁側(えんがわ)に立っているらしい...   お兼さんは勝手から出て来て座敷の縁側に立っているらしいの読み方
夏目漱石 「行人」

...少し乗出して智恵を貸しちゃ貰えまいか」吉がわざわざ神田までやって来たのは...   少し乗出して智恵を貸しちゃ貰えまいか」兼吉がわざわざ神田までやって来たのはの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...それもならぬとは言ひねました...   それもならぬとは言ひ兼ねましたの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...その口惜(くや)しいことと申しては――」主人はまだその五十兩を忘れねた樣子です...   その口惜しいことと申しては――」主人はまだその五十兩を忘れ兼ねた樣子ですの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...検視が済むのを待ちねて...   検視が済むのを待ち兼ねての読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...のちパリ大学教授を任した...   のちパリ大学教授を兼任したの読み方
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」

...亜米利加(アメリカ)の人は(かね)て日本人の魚類を好むと云(い)うことを能(よ)く知(しっ)て居るので...   亜米利加の人は兼て日本人の魚類を好むと云うことを能く知て居るのでの読み方
福澤諭吉 「福翁自伝」

...制作俳優のハーコート氏は自作の別話を展開しており...   制作兼俳優のハーコート氏は自作の別話を展開しておりの読み方
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」

...おは子を産まないためか...   お兼は子を産まないためかの読み方
山本周五郎 「青べか物語」

...浅草ではそんな気ねは向うにもこちらにも無い...   浅草ではそんな気兼ねは向うにもこちらにも無いの読み方
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」

「兼」の読みかた

「兼」の書き方・書き順

いろんなフォントで「兼」

「兼」の英語の意味

「兼なんとか」といえば?  


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