...この足弱の一群からは、「思兼尊(おもいかねのみこと)、思兼尊...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...これについては余り確かな根拠からは何事も言い兼ねるのであるが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...兼家からの使のものが文箱をとゞけて來た...
田山花袋 「道綱の母」
...誰も必しも悉くを兼ることはせない...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...どうやら寝てもいられないような気がして兼太郎は水洟(みずばな)を啜(すす)りながら起上った...
永井荷風 「雪解」
...叔父もそれでは自分が暫く預つて置くことにする外はないと兼次のことに就いては深い骨折をしてくれた四つ又にも逢つて此後とも一切の心配を頼むといふやうに云ひ置いて三日ばかり暇どつて歸つた...
長塚節 「芋掘り」
...「あれ俺(お)ら知(し)つてら」おつぎの傍(そば)に居(ゐ)た與吉(よきち)は兼(かね)博勞(ばくらう)の側(そば)へ行(い)つて「鴉(からす)のきんたまから出(で)んだぞこら」といつた...
長塚節 「土」
...お兼さんはちょっと見ると...
夏目漱石 「行人」
...つい決(けつ)し兼(かね)てぐづ/\してゐた...
夏目漱石 「門」
...共に如何樣敵役に打つて付けの油屋兼吉です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...娘の死骸を見るとさすがにたまり兼ねたものか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...きり出し兼ねる樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たまり兼ねてお勝手から顏を出します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...殿松の氣を兼ねたか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...烏鶏二つながら兼ね学べば...
南方熊楠 「十二支考」
...九歳の艶女に化け裁縫絶巧兼ねて婦女を按摩(あんま)す...
南方熊楠 「十二支考」
...出てゆくときはお兼は泣いて...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...幼少のころから他人の気を兼ねて育ったということは...
和辻哲郎 「藤村の個性」
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